書評「ひらきこもり」のすすめ 渡辺浩弐 モチベーション維持、ヒントの種として

By | 2016年9月29日
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本書のアウトライン

この本はかなり古く、2002年に書かれた本なのですが、書いてある事の根本そのものは概ね賛成します。

自分の好きなことをしましょう、と、その好きなことで食ってゆくためにはウェブは有効ですよ、という考え方ですね、それらの当時の具体例について詳しく書かれています。


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本書に書かれていないが重要なこと

ただ、実際問題としてこの本を読んで、何かをウェブに発表しようという場合には、当然SEOの本は買っておくべきですし、または文章を書くという行為にはそれなりの努力は必要になります。

この本では記述されていませんが、それなりの文章力というのは必要ですし、そのためには、書籍をある程度は読まないと厳しいのではないのかな、とも思います。

結局のところ、ウェブというのは、大体なんでもどんな趣味や思想であっても伝達してしまう媒体であるわけで、その媒体を使って、自分というコンテンツをいかに活かしていくか、ということを考えさせてくれる一冊だと思います。

逆に考えると、「自分が好きでやっていて、そこにウェブのアクセスがついてきたら万々歳」ですし、「ウェブにアクセスがないのであっても、それはそれでもしょうがない、でも自分が好きな事をやってるんだからいいじゃないか」、と割り切れないと駄目かもしれません。

ただ、然るべき適切な方法で発表しないと、同じ作品であっても全くアクセスが集まらない=つまり全く評価されない、ということも起こりうるのですから、SEOは知っておいて損はないでしょう。


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「好きなことで生計を立てるため」の学校と会社

ちなみに、この本には書いていなのですが、いわゆる「自分の好きなこと」で生計をフリーランスとして送ってゆく、というのは人脈の作り方であるとか、締め切りを何が何でも絶対に守る、とか、そういう人間臭い部分の積み重ねだったりするのですよね。

この本では学歴はウェブの時代には重視されない、と述べられていますが、 社会的な「お約束」というものを学ぶために、もしくは社会の不条理さを学ぶためには、一定程度の学歴、たとえばそれは高校卒業程度、また、いわゆるところの「普通の会社」に入っての数年程度の社会人経験であるとか、そういったものは絶対に必要であると私は思います。

結局、「普通の経験」がないと、「自分の好きなことで食ってゆく」ということについての在り方の危険性、もしくはありがたみ、ということがよく理解できない可能性、すなわち潜在的な危険性や脆さがあるのではないかな、とも思いました。

まとめ

とはいえ、仕事のモチベーションを高める、もしくは自分の人生はどういう風にあるべきか、ということを考えるきっかけとしては概ね良書と言えるのではないでしょうか。


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