小池新党の構造的な絶望 日本社会の老害化、衰退と暗雲覆う選挙構造

By | 2017年10月16日
conservatism-and-ageing

日本は保守化ではなく、老化している

小池新党の名のもとの第二自民党が発生し、そこに民進党の保守系勢力を取り込む、まさしく大政翼賛会が形成されようとする今回の選挙ですが、これらは社会の保守化ではなく、日本社会全体の老人化の考え方が正しいのではないかと私は考えています。

今回の選挙において自民党は少子高齢化対策などと言っていますが、少子高齢化に直接の原因として生じたものは一体何か、と問うと、小泉首相の時代における製造業への派遣の解禁ではないでしょうか。

それまで製造業は直接雇用でなければならなかったにも関わらず小泉によって製造業派遣が解禁され、なし崩し的に「企業にとって都合のよい」雇用方法、すなわちに派遣労働者が世に溢れる状態となってしまいました。

その結果として若者たちは不安定な雇用状況に叩き落とされ、それと同時にサービス残業やブラック企業といったものが跳梁跋扈し、それを行政が見て見ぬふりをしました。

その結果として若者が、結婚も、子供を作ることも、子育てもできない社会に成り果てました。

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無為無策の行政と立法

それらの原因はすべて人為的な原因と見るができるでしょう。もし本当に少子化対策ををしたいのであれば、労働者の派遣の全面的禁止による雇用の直接雇用の義務化、また労働基準法の罰則強化、そして労働基準監督署の人員の大幅増員など、いくらでも手を打つことはできたはずです。それをせずにこの世界は常に目先の利益を求め今の少子高齢化の社会に陥りました。

今回の選挙で、ある与党は少子高齢化対策などと寝言ほざいていますが、それは自分たちのこれまでの無為無策を「改善する」と言っているに過ぎません。まるで、自分たちには責任のない問題を「改善」するかのうような、聞こえの良いフレーズを垂れ流しているに他なりません。

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大政翼賛会選挙となる選挙戦

一方、それに対して小池新党では第二自民党の様な振る舞いをすることを予感させる出来事が多数生じています。それは民進党からの移行組に対するリベラル派の排除であったり、維新の会などとの連携模索など、もはやこの国が大政翼賛会と化そうとしている前夜である、とすら言えるでしょう。

これらの大政翼賛会的な流れの原因の根底には、少子高齢化が非常に密接に結びついているのではないか、と考えざるを得ません。少子高齢化の一番わかりやすい例としてはテレビのCMがあります。テレビのCMは健康食品が満ち溢れ、明らかに老人向けの商品ばかりが売り出されています。

つまり社会自体に活力がなくなっている、それが現在の日本社会です。当然、その様な社会は社会の根本的な構造の改善に対しては何の目も向けず、今の社会をひたすらに延命させようとし、変化を恐れることのみが先頭に立つ社会となってしまいました。

それらの「老化した社会」に対して、ホスピタリティをもたらしている、かのような振る舞いを、大政翼賛会的な勢力は甘言を持って有権者に「希望」と言う名の絶望的な選択をさせようとしてるのではないでしょうか。

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高齢者たちができる今後の社会への貢献とは何か

簡単なことです。自分の子供がもし結婚をしていないのであれば、あらゆる手段を使って自分たちの子供を結婚させることです。そして、それらの世代に子供を作らせることです。

高齢者は小池新党を信任する、そんな大政翼賛会を承認するような選択を行うのであれば、今すぐに自分たちの子供を結婚させ、「自分たちが必ず責任を持つ」と宣言し、彼ら、彼女らに子供を作らせることです。若者のいない社会は必ずや衰退します。それは労働力人口という単純な話ではなく、社会そのものの活気そして活力を失わせることです。それは、現在進行形でこの国は縮小しています。

小池新党とは、この国の老化、劣化を国内外に示すものに他なりませんこのような政党に勤労世帯は絶対に賛同するべきではありません。それは自分たちの首を絞めるだけです。無論それは自民党に賛同することも全く同じです。

いったい誰が今の社会状況を作り上げたのか。それを考えた時、どの政党どの政治家に信任を与えるべきか、自ずとその選択肢は決定されるはずです。

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