家電製造大国としての日本の終焉とその原因 OSの出現と旧態依然

By | 2017年7月21日
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かつて、日本は家電の製造大国であった事実

数十年前までは、日本は家電製品のあらゆるものを国内で作り、そして、日本国家そのものが製造業で成り立っている、とさえいわれた国でした。冷蔵庫、テレビ。洗濯機、炊飯器、ビデオ、パソコンそれら全てがMade in japanでした。

それを昔話として捉えるのか、それが驚愕の事実であると捉えてしまうのか、それは個人の主観によるところですが、少なくとも、私は今考えると、日本がそのような国であったのは非常に驚き、かつノスタルジーな感覚を抱きます。

その事実は、さらには今から数十年前までは日本の家庭で使われている、ほとんどの製品が国内で製造され、しかも、それを製造しているのは、ほぼ正規雇用の社員もしくは、期間限定雇用の社員でした。

現在の感覚からすると、それは驚きに値します。今メイドインジャパンと謳っている製品は、だいたい派遣企業から派遣されたスタッフによって作られている事が多いでしょうし、また、それどころか国内製造自体が少なく、中国やアジア諸国で作られている製品がほとんどなのではないでしょうか。

今このブログを見ている人のスマートフォンもしくは、パソコンのosは、ほぼ全てアメリカ製です。おそらくはそのパソコンおよびスマートフォンの製造国も日本ではない可能性が高いのではないでしょうか。

スマートフォンとガラケー

スマートフォンが出現するまで主流であったガラケーとは、日本の製造業が得意とした、軽薄短小の家電製品の集大成技術であったのかもしれません。しかし、それらはスマートフォンによって駆逐されました。

また、それまで個別で存在していた、デジタルカメラ、MP3プレイヤーなどは全てスマートフォンに取り込まれました。しかし、今現在、それらのスマートフォンについて、日本は何も関わる事ができなくなりつつある状況になっています。

OS概念のと家電大国

なぜ日本がそのような製造業の先進国になったか事について、それは日本人の勤勉さもありますし、中国などが共産主義のイデオロギー闘争を国内で勃発している中、日本が一足先に製造技術を花咲かせた、との考え方もする事もできるでしょう。

ただ、日本の製造業の衰退と、パソコンの発展は奇妙なリンクをしているのではないかと考えてしまうのです。

パソコンにおけるオペレーションシステムは、WINDOWS95が出現するまではNECもしくは、富士通などの国産メーカーがほぼ主流でしたが、その後ヒューレットパッカード、IBM、DELLなどの、「ブランドはアメリカ」で「製造は中国」のパソコンに駆逐される事になります。

つまり、日本はオペレーションシステムによって、それまでの家電のハード、すなわち「製造業」としての製品開発の競争からソフトウェア開発の競争に移行する事ができなかった、それが家電産業の崩壊に近づいている、もしくは、その原因なのかもしれないと思うのです。

その原因には国民性もあるのでしょう。日本の場合、特に家電メーカーは役所のようになってしまっているため、その結果として万人受けを狙う面白みのない、エッジの効いていない製品が作られる事になります。ただ、ではマイクロソフトやアップルといった企業を支持するのか、となるとまた、それは全然別の話ですが。

特にアップルのにおいてのスティーブジョブズの独裁的とも言える権限において、賭けの結果としてのシェアであったりします。また、Microsoftについても、これもうまく時流に乗った考え方の結果かもしれません。

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モノづくりの構造の変化

製造分野においては、製造技術がアジア諸国において発展した原因とは、日本の不況によって職を失った技術者が、それらの国に技術供与を行った状況もあります。企業の目先の利益を優先させた結果、、海外に技術流出させた日本、なんとも日本らしい光景ではあります。

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日本の製造業の誤り

日本の教育の問題において管理教育問題があります。それは生徒の個性を抹殺する事によって社会が使いやすい人間を作る教育ですが、まだここの管理教育方針は愛知県や地方では行われています。

なぜ愛知県が管理教育の頭目であるのか、それはトヨタ自動車が存在するためです。トヨタ自動車の期間従業員もしくは、下請け工場などにおいてベルトコンベアのライン作業させるにはそれらの管理教育を行い、個性のない社会人を作る事こそが必要であったのですから。

ただ問題は、それらの「ライン工育成教育=管理教育」が日本全国津々浦々で行われたのです。その結果として今、日本から製造業自体がなくなりつつあります。

そもそも、日本人とは、放置しておけば勝手に集団主義に回帰する民族なのかも知れませんが。

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