日本は劣化、衰退ではなく、元の状態に復帰していると考えるべきだ。

By | 2017年6月12日
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日本は復帰している

結論から書きますが、今の日本の政治状況が復帰しようとしているのは、戦前の日本といえるでしょう。

日本国がここまで発展した事について、いわゆるところの保守派もしくは右派と呼ばれる者達は、日本人の勤勉性などと、ことさらに強調し自画自賛の議論を行いたがりますが、それは私から言わせると単なる国際社会の時代の流れに幸運にも乗る事ができた、それだけだと思うのです。

それは、日本人の農耕民族としての従順さ、そして島国民族である「空気を読む」などの団体行動を行う行動規範、それらがDNAレベルで埋め込まれている特性を利用した、戦後の一時的な経済繁栄だったのではないでしょうか。

特にそれは製造業などにおいては、「ひたすら同じ行動を行う」「軍隊のように一つの指揮系統のもとに全員が動く」などの行動は美徳となります。それらの行動様式を利用して、製造業を繁栄させ、それらのっ製品海外に販売していたのです。ただ、それは現在でもトヨタなどでは全く当時と同じような背景で自動車の製造を行っているのですが。

戦後、焼け野原から製造業によってこの国は繁栄しましたが、韓国や中国などで日本と同じように製造業が発達し、それらの国々に自分達の仕事を奪われる、また、それが少なくとも10年前程度には時代の傾向として分かっていたにもかかわらず、何ら手を打つ事ができなかった日本社会、というのが正確な現在の社会の姿ではないでしょうか。

新しい産業を作ることも、また、そこで生み出される貧富の格差もなんら解決することができず、座して死を待つ日本、と考えるのが現在の日本の状況認識としては最も適切なのではないでしょうか。

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A級戦犯の孫が首相を務める国

そもそも現在の日本国の姿をもっとも的確に表している状況として、この国の首相の安倍はかつての総理大臣岸信介の孫ですし、それは言うまでもなく親の七光りそのものです。

しかも、今、安倍は憲法改正を目論していますが、安倍の祖父、岸信介は先の大戦においてA級戦犯として国民に様々な苦痛や被害を与えてきた者です。そのような者の孫が憲法改正を行おうとする矛盾をなぜ国民は気付こうとしないのでしょうか。

そもそも、今の憲法にしたところで日本人が民主的な考えで作った存在ではなく、アメリカから実験的な平和憲法として与えられたものです。

それを保守派達はアメリカ押し付け憲法と罵りますが、日本人は自分で自由や尊厳などといった感覚がないのですから、押し付け憲法をされたとしても、それはむしろ幸せだったのではないでしょうか。とはいえ、その自由すらも守ることができていないのが現在の日本なのですが。

まあ、その自由や尊厳がわからないからこそ、「改憲」を行いたがるのでしょう。

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日本人は自分で自由や権利を得た事はない

明治維新や敗戦による社会の変革を見ても明らかなとおり、日本人は自分で自由や権利者を得た事がない民族です。

それは民主主義者に対しての考え方として、もはや根本の部分から不自由なモノの見方しかできない、その究極の原因ではないでしょうか。

また、それらの自由や権利といった考え方は、日本社会では放置する事により、いわゆるところの「忖度」などによって、役人や為政者が勝手にそれを制限しようとするのが今の日本人の姿ではないでしょうか。

今の憲法「改正」とは、まさしく、「お上」の立場から、日本人のあるべき姿に戻そうとしている、すなわち「正常な退化」と考える事のできる事例です。

与えられた自由と勘違いの行政、そして、戦前のままの立法

つまり、現在の政治家達から見ると、憲法に書かれている自由だの思想信条の保証などといった事は、自分達にとって都合の悪い、また、国民の考え方や行動を制限するには不十分な考え方である考え方が根底にあるのでしょう。それは「正義」などという陳腐な考え方ではなく、「お上」として封建制度の社会に戻そうとしている、と考えると、極めて理解しやすい行動パターンではないでしょうか。

もっとも、そんな事をしなくてもこの国の国民は勝手にその場の空気を読み、周りに合わせて行動しなければ不安になってしまう国民です。

しかし、それでもなお、政治家達は自分達が国民をコントロールする事のできる法的な土台を完成させねば不安に陥るのでしょう。

それは江戸時代などの封建制が今の政治家にとっての理想的な土台のありとして存在しているのかも知れません。

実際、今の政治家達は江戸時代の殿様などと同じように、数世代に渡って、政治家を職業としての利用している者達ですし、それは首相の安倍を見てもよくわかる事です。

まとめ

今の日本とは進化をしているのではなく、江戸時代などの非民主的な封建制の時代に逆行しようとしていると言えます。そして、国民もそれを反対しないどころか、「空気を読む」「忖度」によって、無言での賛同をしようとすらしている、それが日本の現実ではないでしょうか。

つまり、現在進行している日本の社会状況とは、単なる「退化」であり、元のあるべき日本社会に戻ろうとしている、それだけのことなのかもしれません。

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