リベラリストが読む、政治、官僚、社会問題書籍

By | 2016年11月5日
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政治家の日本語―ずらす・ぼかす・かわす 都築勉

途中放棄。

全体的に為政者の行動をトレースしてゆくような感じなのですが、それらの回顧録的な書き方かもしれません。

今更、当時の為政者の行動を書き連ねても仕方が無いかと。

むしろ、そうであれば当時の国民の反応なども含めた書き方、もしくはもっと一つの章を短くしてエッセイ的に書いたほうが良かったでしょう。

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官僚の官僚による官僚のための日本!? (講談社+α文庫) 宮本 政於

この本は10年前に書かれた本です。その間に「構造改革」だの「規制緩和」だの為政者による行為が行われましたが、

本質は全く変わっていない

事をありありと実感する事が出来ます。ムラ社会による異質の排除、精神主義、マゾヒズム、本音と建前、それらの全てが現状の社会の失敗の根底に流れる共通テーマであり、小手先の「改革」はむしろそれらを覆い隠すことによって、より深刻な事態へと社会を招いていると言えるでしょう。

ただ、この本に対し苦言を呈するならば、主張している事は概ね正しいものの、余りにもアメリカ賛美の発言が目立ち、説得力を弱める部分が多々ある事です。新自由主義者どもによる押し付け米国対日年次改革要望書が現状社会における社会劣化の大きな一因であることは言うまでも無い事です。

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虚飾の愛知万博 前田 栄作

良書。

マスコミが大政翼賛会と化し報道した愛知万博の伝えられることの無かった姿を描きます。

土建体質、自然破壊、矛盾に矛盾を重ね二転三転する開催口実、それらは日本社会の抱えたどうしようもない現状の縮図に他なりません。

内容は全編に渡って取材と引用がなされており、大変面白いです。それに加えて、

マスコミは地球博の都合の悪い事実は一切報道しなかった

事実を知る事ができ、さらに面白みを増します。いわば前政権のハコモノ政治の集大成ともいえる愛知万博の内情です。

くたばれ官僚!―これだけは許せないシリーズ 浅井 隆

この本が書かれてから10年が経過していますが、予想があたっている部分もあれば的外れな部分もあります。

本のタイトルとなっている官僚制度は依然として自己保身と利権の死守を貫いていますが、この本で述べられるアメリカを理想と書く「法規制の撤廃」は単にワーキングプアを生み出したに過ぎません。

結局、総評してしまうならば、この社会の人々は官僚や政治屋に不満を持ちつつも自らの生活にそこそこ満足し、それを変える手段を行使しなかった、と言うことです。

そんな意味で、本の内容はさておき非常に考えさせられる一冊です。

最悪の事態になるまでこの社会の人々は何ら行動をしないのかもしれません。

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