リベラリストの読む、社会派書籍その2

By | 2016年11月9日

いつものごとく、アフィリンクは行なっていません。

トヨタの正体―マスコミ最大のパトロントヨタの前に赤信号はないのか

凄まじい内容です。

電通との結託、マスコミ支配、都合の悪い記事は握りつぶす、労組との癒着、下請けいじめ、過労死、労災隠し、「カンバン方式」による道路の占、自民小泉内閣との癒着、非正規雇用=期間従業員の使用による利益確保、など。

この本のタイトルは伊達ではないようです。

これらの内容が全てが事実かどうかはさておき、少なくともトヨタの問題については口をつぐもうとする日本のマスコミの恐ろしさを感じます。全ての働く人、車好きには読んでもらいたい本です。

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続 トヨタの正体

トヨタの労働問題を考えるには、一企業である事以上に、この国の産業形態や社会問題を考えねばならない事は当然ですが、多くの場合、それらの問題はたっぷりと広告費という口止め料を与えられ御用記者へと成り下がったマスコミ、メディアからは一方的情報しか知る事ができません。

本書の内容など

  • リコール隠し
  • シロモノ家電と化したトヨタ車
  • ハイブリッド批判
  • 片山さつき議員の考察
  • トヨタシステム=カイゼンの批判
  • トヨタグループ偽装請負
  • ODA癒着

本書ではこれらのマスコミに書かれる事の無いトヨタのタブーを徹底的に考察しています。

無論、書籍として成り立たす為には何らかの誇張的表現や偏見があるのかもしれませんが、それにしてもトヨタの知られていない、知らされていない面が余りにも大きく、愕然とさせられる内容です。

トヨタを考える事はこの国のマスコミによって隠蔽されたシステムを考える事に他ならず、問題の根深さを否応なく思い知らされる一冊です。

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被曝治療83日間の記録―東海村臨界事故

人間が被爆するとどうなるのかが、当時関わった医療スタッフの記録と共に記されています。淡々と事実のみを伝えていますが、それが故に被爆事故の恐ろしさをまざまざと知らされます。

遺伝子が破壊され、皮膚を始めとする多くの臓器が壊死に向かいます。

何点かの写真が掲載されていますが、無言の訴求力を持ちます。

現在、日本は原子力に多くの電力を頼っていますが、原発の地元住民、立地予定地の住民はこの本を一度読んでみるべきでしょう。

ここでは原発の賛否に付いては書きませんが、賛否両論ある中の一方の発表する情報のみではなく、一旦事故が起きるとどのような事になるのか、奇麗事だけではなく、事前リスクとして伝えておくべきではないでしょうか。最悪の場合に当事者となる人々の判断を乞うべきだと思います。

それらの最悪の事態を理解した上で立地を受け入れるのであれば本当の意味での原子力行政への理解が得られるのではないでしょうか。

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