
アフィリエイトは為政者を利する広告体制
私はSEO汚染については、あくまでも民間の個人の立場として問題であると考えていたのですが、最近になってアフィリエイトの体制そのものが、現在の為政者側にとって非常に都合のよい制度なのではないか、と考えざるを得ません。
社会問題などを検索した際に、アフィリエイトの小銭稼ぎの検索結果が多く、先頭に来ます。それはわかりやすい例としてはサービス残業で検索した際に、アフィリエイトを目的のブロガー達が、サービス産業における法的な手続き、それは内容証明郵便や証拠の集め方を書くのではなく、弁護士の紹介サイトへのアフィリエイトでの誘導や、転職サービスのアフィリエイトへの誘導の行為をする事があります。
それは、彼らの小銭稼ぎとして糾弾することもできますが、それは為政者側からすれば、現在の社会問題の論点をぼかす、ずらす、という意味において非常に重要な意味づけなのではないかと思えます。
アフィリエイト目的の者達は、サービス産業に対する弁護士転職サイトを紹介する事によって小銭を得る事が目的なのでしょうけれど、サービス産業の残業代の請求とは、働く者の当然の権利であり、それは適切に証拠を集めていれば、労働基準監督署は門前払いをすることができない状態にする事が可能であるにも関わらず、その事実を告知せず、就職や弁護士などの行動を勧めることは、全くの論点をずらすための行動に見えてなりません。
特に弁護士などにサービス残業の対処を依頼した場合、着手金や成功報酬などによって多額の費用がかかり、それはサービス残業を泣き寝入りさせる原因とすらなりうるのですから。
是非とも、「サービス残業」で検索し、その結果を見ていただくと実感できると思います。それらの記事の最後に弁護士の紹介サイトや転職サイトなどが出てくることが多いですから。
検索結果の誘導としてのアフィリエイト
分かりやすい事例としてサービス残業をあげたのですが、これと同じように「他のサービスへの誘導」は、現在の格差問題や商品の瑕疵などについても同じようにインターネット上で行われています
つまり、それは金や権力を持っている者からすると、インターネット上でそれが問題を検索した際に、
アフィリエイターたちの小銭稼ぎによって問題の本質が別のサービスに移し替えられる
事であり、それは問題の本質、つまり「社会的なおかさ」を覆い隠す役割をアフィリエイターやブロガー等を行っているのではないかと、考えうるのです。
アフィリエイトによって社会正義が歪められるウェブ
つまりアフィリエイターやブロガーは小銭稼ぎをすることによって、社会に対し、問題の本質を直視させない害悪を撒き散らしていることに他なりません。
無論、言うまでもなく、それらの小銭稼ぎのアフィリエイト目的のサイトを作ることによって、検索結果が汚染される事も、社会的な害悪ですが、それ以前に、「社会正義」のあり方が歪められている、とさえ言えるでしょう。
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