顔出しブログを書くことは、社会の消極的な破壊行為である理由

By | 2017年10月20日
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SEO汚染の原因としてのブログ

実務顔出しのブログを書く自称「ブロガー」たちは自分の実名と顔を出すことによって信頼性を読者から獲得し、その結果としてアフィリエイトに誘導をしている、との考え方でした。

実際にアフィリエイトによる検索結果の汚染、それは顔出し実名によって記事を書くことによって、リツイートやリンクの獲得といった効果を狙って行っているので、それは意図的なseoの汚染とも呼ばれてもしょうがないでしょう。

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SEO汚染どころではない言論の汚染の可能性について

実名顔出しでブログを書くことは、常識的には社会に対する自分の率直な意見が書けなくなることです。

実際に、この手のブロガー、もしくは自称プロブロガーなどと呼ばれる者たちは、行政や企業とのタイアップが大好きですし、そうなると現在の社会の表面上の批判はできたとしても、根本的な批判をすることは不可能になります。

ここで言う表面上の批判とは、例えば、ブラック企業における違法なな働かせ方について、「ブラック企業は悪いだから、ブラック企業から今すぐ転職しましょう」、との言い方は出来ます。そして、この後に転職サイトのアフィリエイトを貼り付け、小銭を稼ぎます。

ただ、実名顔出しブロガーが言えるのは、ここまでなのですよね。なぜサービス残業が放置されているのか、なぜサービス残業の罪、例えば電通における過労死事件において、その罰金が「たった」50万円で「解決したこと」になってしまったのか、それらの事実や原因は絶対に書けないのですよね。

もしくは、書いたとしても、「このような事例があるので私の紹介する転職サービスを使って良い会社に就職しましょう」という書き方「しか」できないのですよね。

わかりやすい例としての、労働環境での社会批判の例を書きましたが、これは政治についても、税金についても同じことなのです。

税金の無駄遣い、コネとカネ、最近、流行りの田舎移住「ブロガー」の書くブログで、それらの市町村におけるコネ採用、縁故採用に対する批判は一切読んだことがありません。また、それらの市町村における税金の使い方も同様です。

また、同様に、今回の選挙についても彼らが具体的な発言をしている記憶はありません。

無論、そんなことを書くと、「ブロガー」村からリアル村八分になるからでしょう。

つまり、実名顔出しをする事によって、社会的な、本来言うべき意見を言えなくなるのです。

もちろん、本来言うべき社会的問題への視点を、「そもそも持っていない」可能性もありますが。

ブログはエゴイズムをむき出しにする

ブログの社会的影響力があるが故に、社会的に考えるべき問題を問う、それはブロガーとしてのノブレスオブリージュ、つまり「高貴なる者の義務」などといった考え方そのものが、そもそも無いのでしょう。

それは、それらの「何を書いても良い」、メディアであるブログを金儲けの為のツール、としか考えていないことも原因としてあるのかもしれません。

少なくとも私は、実名顔出しブロガーは、もうその時点で一定のフィルタリングし、少なくとも信用すべきサイトとしては扱いません。

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