
なぜブログで馴れ合うのか
結論から言えば、カネ目的に他ならないのでしょう。正確に言うとアクセスを他のブロガーカラ貰いたい、もしくは互いにアクセスを融通し合う、そして、それらのアクセスはクリック型広告やアフィリエイトなどを使って換金する。そのために自分では全く良いとも思えない主張に賛同もできないブロガーに、お互いが媚びへつらう、そんな構図なのでしょう。
それは、私から見ると、何が悲しくてねweb上でまで他人へのヨイショをしなければいけないのか、そこまでしてカネを稼ぎたいのか、と思わざるを得ません。
自分との主義主張が一致しない者に対して、ウェブ上でのヨイショを行う、それは、ブロガーの多くが主張する「オワコンの企業社会」そのものでは無いのですか? と真顔で彼らに聞いてみたい、とすら思います。
ブログとはリアル社会では言えないことを言うために書くのではないのか?
言いたいことはないのでしょうか?それとも、それを考えることもできないほど思考が脆弱なのでしょうか?アクセスを多く持っているブロガーに媚びるブロガーとは、社会に対する問題意識が、そもそも希薄なのでしょう。
それはネットワークビジネスの人のように、ひたすらポジティブ思考をし、そして頑張れば夢は叶う、頑張ればその努力は報われる、そう思っているのでしょう。
今世の中はそんなことは絶対にありませんが。
自分の弱さを認め、なぜ、世の中は自分にとって生きづらい社会なのか、それらの問題の根本をまず考えるべきではないでしょうか。
ブログは匿名で世界に向けて発信のできる媒体なのですから、本来、ブログとは社会問題を論じるに最適の媒体であるはずです。
ブログで実名を出しているのは大体カネ目的
ある意味、ブログでの実名を晒すことは、ブログを読む際の最も効果的な判断材料となりえます。
なぜならば、実名を出してしまえば、その瞬間から様々なしがらみを持ち、自分の言いたい事を言うためのハードルが極めて上昇するためです。
それは本来、匿名で書くことのできるウェブの利点を自ら放棄した行為であり、その時点でウェブに対する認識が根本的に間違っている、つまり、自ら言論の自由を投げ捨てた人々が、自分の本名でブログを書いている場合が多いのではないでしょうか。
また、これについてはyoutubeの影響などもあると思うのですが、自分の人生をインターネットにさらけ出すことについて、あまり深く配慮を行っていない人、と思われてもやむを得ないでしょう。
実名を出して馴れ合いをしているブログには内容が無い
当然、実名を出してしまえば自分で自分をよく見せようとする虚栄心や、言いたいことも言えないシガラミが増えてきます。
私の場合、仕事関係のことは一切ブログには書きません。しかし、それが故に普段のキャラクターとは異なる主張が可能となっています。私は仕事では中立的な立場を絶対的に求められるので、そこで言えない本心をこのブログに書いています。
そのため、絶対的に匿名でブログを書く必要がありますし、それがゆえに、誰にも配慮することのない本音での言論が言えるのです。
終わりに
最近、私はブログというメディアそのものについて、非常に疑わしい目を向けています。
それは上記に書いているような、明らかに「最初からカネ目的」のブログが増えていること、そしてネットワークビジネスのような、カラ元気で無駄な上昇志向、「夢は頑張れば叶う」そんな、非常にまずい方向にウェブ全体を向かわせている輩達が、特にブロガーと称する者の中に増えているように見えてなりません。
無論、真面目に社会問題を論じる人々もいますが、あまりにも「カネ目的」のブロガーが目立ち、それらの真摯な議論が覆い隠された、不健全な状態と言わざるを得ない状態ではないでしょうか。
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