ブロガー達の最期、そしてWebは更に信用のできない言論空間に悪化する

By | 2018年6月7日

ブロガーは企業のアフィリエイト記事に駆逐される

今非常に面白い記事だったので引用しておきます。

「個人がアフィリエイトで儲かる時代」の終焉
https://anond.hatelabo.jp/20180529193619

今この記事を見ても分かる通り、アフィリエイトを行っているブロガー達とは、「鵜飼の鵜」のような存在であり、今までに私は彼らを「Webを汚染する者達」として糾弾してきました。

上記の記事では、それらの行動は、今後、企業での組織的な行動として行われる、との主張です。

この記事の内容について非常に賛同します。

今後、それらの「アフィリエイトの企業化」が進行していけば、おそらく、現在、存在する「ブロガー」は全く成り立たなくなる可能性が強いと考えます。

ある意味では、それは非常に良い傾向であるとみなしうる、と私は考えています。

なぜならば、現在のブロガーたちとは、「まるで自分の個人の意見」であるかのような装いをしながら、その実、自分のブログからアフィリエイトの購入をさせる事を狙った記事を量産し、そらに炎上マーケティングなどを使いながら、傾奇者的な行動を繰り返し、注目を集めようとしているのです。

また、そのおかしな記事への反論などを第三者に書かせる事によって、被リンクを作り、アクセスを高めていこうとする、そんな手法が当たり前のような方法となっています。

しかし、そこに企業が率先してアフィリエイトを独占しようとすれば、個人でのブログが全く成り立たななります。これは、ある意味ではWebの企業による独占との考え方もできます。

そもそも、Webに書かれた情報は、個人の意見や企業の意見であり、それを解釈するのは最終的には読者の行動になります。

それは現在、まるでブログが個人の意見であるかのように装っているからこそ、「褒めているように見せて、買わせることが目的である」ことが見えにくい状況にあるのです。

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企業のウェブの独占の結果のテレビ化

それを、企業が組織的に、それらのWebを使った販売活動を推し進め、その結果として、検索結果を独占するのであれば、

そもそもWeb自体が信用に足らないメディア

である事が、より一般の読者にとっても強く認識させられる事態となるのではないでしょうか。

それはウェブにおける多様性の減少、との考え方をする事ができるでしょう。しかし、その多様性を悪用した者が現在のブロガーであり、その者達が淘汰されるという事自体は、私は決して悪い事であるとは思いません。

それどころか、検索結果は、その者に「物を買わせる傾向がある」と考える事が大前提となれば、Webではその商品や行動におけるデメリットを中心として書く事が求められるような時代になるのではないでしょうか。

つまり、Webで褒めている事は嘘、との認識がウェブ利用者に共通認識となる社会が来るかもしれません。

事実、今のテレビでも言える事ですが、テレビが勧める商品、サービスはだいたい信用に足らないものです。

私はテレビで紹介されている商品とは、だいたい嘘である、とさえ考えています。

嘘とは、それは大げさな言い方かも知れませんが、少なくとも何らかのスポンサーの思惑があるため、その商品やサービスがテレビで肯定的に取り上げられている、という見方しか私はしません。

また、実際にテレビで見てその商品を買おうと言う事は絶対に思いません。

また、もし万が一何らかの商品を買うきっかけができたとしても、Webでまずそれらのデメリットを調べる事を真っ先にします。

つまり、大企業が検索結果の上位を占めるという行為は、それはWebのテレビ化に他なりません。

それは、現時点でもテレビを信頼している者にとっては、Webは買い物をするためには良いメディアとなるのかも知れませんが、少なくとも私のような、「テレビを信用していない者」にとっては、Webとは遅れてきたテレビとしてのメディアになるのでしょう。

また、何らかの商品やサービスを買う際にも、その商品やサービスを褒めているウェブサイトは一切信用しない、できない状況に陥るのでしょう。

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ブロガーが生き残る方法

それでは個人のブロガーが生き残る方法とは何かについて論じてみたいと思います。

私は別にこのブログでお金儲けをする気は一切ありません。もちろん、広告は掲載している為、一定程度の収入はありますが、それにしたところで、義務教育レベルの生徒たちの小遣い、といったところでしょうか。

つまり、将来的なウェブのあり方とは、「モノを売るためではない、企業が書けない」社会問題を論じる、そんな個人の主張のためのメディアとしてのみ成り立のではないでしょうか。

ある意味では「個人の主張のためのメディア」に戻らざるを得ない状況が、皮肉な事に商業主義の独占によって形成される状況となるのではないでしょうか。

私がテーマとして書いている、少子高齢化の責任問題、ブラック企業の問題、高度プロフェッショナル制度の欺瞞性、これらの議論は、少なくても一般企業が作ろうとする記事においては取り上げる事は絶対にできない記事でしょう。

無論、弁護士事務所などのアフィリエイトであれば可能かも知れませんが。

つまり、商業主義の進化によってブログ上から胡散臭い個人ブロガーが排除され、その結果としてオピニオンを伝えるブログだけが生き残る、そんな、商業主義の皮肉な側面として、未来はあるのかも知れません。

追記

「個人ブロガーからアフィリエイトが駆逐される」ことを考えれば、今のうちから「自称『○○○』」などと称し、自分の「成果物」を信者に売りつけるスキームは中長期観点か見ればありうる戦略かもしれません。

とはいえ、それらの「自称『○○○』」が生み出す成果物の大半は「その筋のものから見ればお笑い沙汰」のレベルのものが殆どであり、アフィリエイトが個人ブロガーから駆逐される以前に、ウェブから駆逐されている可能性が大でしょうけれど。

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