消えゆく事を強制される個人ブロガー達の分析、ウェブの将来予測について

By | 2019年5月6日

結論としてはブロガーはもう成り立たなくなると予想する

結論から書くと、もはやウェブ上で個人が物売りのためのブログを書き、それを専業として食べていける可能性は極めて限りなくゼロに近づいている状態ではないのか、と考えます。

つまり、アフィリエイト目的のために情報を歪めて発信する個人の者としてのブログは成り立たなくなりつつあるのではないかと考えます。

アフィリエイトは、物やサービスをブログの中でヨイショし、そのヨイショをした商品やサービスを観覧者がクリックして購入する事によって、その購入金額の数%がブロガーに入ってくるサービスです。

ちなみに、個人のブログとは、ブロガー、個人アフィリエイトなどで生計を立ている、もしくは、少なからの収入を得ている者の事を指します。

インターネットを使ってお金を得る事自体は決して私は悪いと思いません。しかし、ブロガーは、そのサービスを自分の小遣い稼ぎ、もしくは、自分の収入とする事を目的とし、自分が購入をしてもいない、または使った事もないサービス商品を、「これが良い」「あれが良い」と、ヨイショ合戦を繰り返し、その結果としてウェブの情報があてにならない状況になりつつあります。

あるフレーズを検索し、その結果が、極めて似たようなブログしか出てこない状況に遭遇したことはないでしょうか? そここそが「ブログで儲けれた」時代の最悪の弊害と言えるかもしれません。

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企業のウェブテキストへの進出と、そのメリット

現在の状況としては、それらの個人でのブログがSEO合戦を繰り広げている状況を見ていた企業が、大資本を投じて、企業の資金力を使ってSEOを操作しつつあります。

その結果は、ウェブ上で検索した場合、検索結果は企業の広告だらけになる状況に現在になろうとしています。

これはいわゆるSEO検索エンジンのアルゴリズムを左右させるためには、資本を持っている方が当然強いのです。今後、別の検索結果に企業が作ったブログが表示される傾向は益々強くなっていくでしょう。

とはいえ、検索結果に企業が作ったウェブサイトが表示される事、それ自体は私は全く悪いとは思いません。

結局、自分の収入欲しさに、情報を歪めていた者達がWeb上から表示されなくなる事は、信頼性の向上という意味では一定程度はプラスになるのではないでしょうか。

初期のWebとはHTMLタグを自分でエディタなどを使った書き込み、そして、FTPなどを使ってサーバーにアップロードする、そんな牧歌的な作り方が行われていました。

現在でも、そのようなサイトが残っている事がありますが、私は、そのような古典的な作り方、いわゆるCMSを使っていないウェブサイトについては、非常に好感を持ちます。

今では猫も杓子もCMS特にWordPressが全盛となっていますが、正直に、それらの定型的なウェブサイト者についてなんだ個性面白み者を見出す事ができません。

特に、上記に書いているようなブロガー達のブログは、どのブログを見ても、まるで金太郎飴のようなデザインの印象を持ってしまため、それらはデザインどころではなく、文章そのものが、検索エンジンに向けた同じような文章であり、それによって、面白みをなくす状況となっているのです。

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ブログそのものの読まれる機会の減少

そもそも、現在では文章自体が読まれる機会が少なくなり、動画すなわち、YouTubeなどにブロガーと呼ばれた者達の活動が移ろうとしている状況があるのではないか、とすら言われています。

そもそもWeb上において個人がお金を儲ける事ができた事自体が、ある種の検索エンジンのバグ的な動作であると考えるのが自然なのかもしれません。

個人が儲ける事のできる手法を、大企業が真似をしないはずは無いのですが、特に、資本力を持ってすればアウトソーシングなどを用いれば、大量のテキストを作る事は極めて簡単な事ですから。

個人がインターネットでお金を儲ける事ができる時代は過ぎ去り、今後、個人がインターネットを使う意味は、純粋に自分の主張を伝えるためのツールに戻る、すなわち、インターネット黎明期に戻るのが自然な姿ではないでしょうか。

もちろん、ユーチューバーのような一部のごく一握りの人々はインターネットを自分の食い扶持として使う事ができる、もしくは、副業といっても差し支えないレベルで金銭を得る事はできるでしょう。

とはいえ、現実的な問題として、この国の縮小傾向はウェブそのものの観覧者の母数を減らす問題さえも含んでいます。

もちろん、それにしたところで、2000年代初頭における派遣労働の解禁などによって子供を持つ事も恋愛をする事も、もちろん、結婚をする事もできない世代が大量に作り出された、すなわち、本来声を上げるべき一般の庶民がウェブを使いこなせていなかった問題への、現代の社会の皮肉な回帰に他ならないかも知れませんが。

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