
なぜブロガーたちは群れるのか
相互ヨイショやコロニーを成すことにより、自分たちへの検索流入が増える、それが最大の原因でしょう。
彼らは自己顕示欲が非常に強いですから、ともかく目立ちさえすれば、それが社会的に好ましくない行為であったとしてもコロニー内のブロガーの行為を喜々として賞賛するでしょうし、あわよくば自分もそれらの行動に乗っかろう、とすらします。
相互ヨイショ合戦の果てにある不健全な世界
その結果としての検索結果の汚染、また、不健全な経済活動の肯定につながります。
彼らのブログを書く動機とは、基本的に物を売ることがメインですから、いかなるサービス、商品であったとしても、それのアフィリエイト収入さえ良ければ、かれらは喜々として、それらを褒め倒し、観覧者に買わせようとするでしょう。
その極限点の一例として、「擬似株」などと称するVALUがありますが、一体全体、いち企業が「(疑似)株」を発行すること自体が尋常ならぬ商業手段であり、また、それを手放しで褒め称える時点で、ブロガーのモラルのレベルが見えます。
「VALUはメンコやトレーディングカードのようなものです」と、断り文を入れれば、法には触れない、もしくは監督官庁が見て見ぬふり、かもしれませんが、それは「モラル」を疑わざるをえない行動です。まあ、金の前にはモラルなど、どうでもいいのでしょうけれど。
彼らの共通事項は、カネ
ブロガーはアクセスを一定程度持つ者同士が連携することにより、双方の読者のサイト間での移動をさせ、アクセスアップ、つまり、カモの交換を行っているのです。
まるで現在の為政者みたいですね。彼らも同様に「保守」等と言いつつ、その本音はいかにして自分の権力基盤と、それをもとにカネを得るか、それを業界の利権調整を職業として行う縮図と非常に似ています。彼らには政策理念などありません。
まあ、双方ともに自分が権力を持ちたい、有名になりたい、チヤホヤされたい、という個人のエゴがそれらの職業の動機として存在するのでしょうから、それらの職業における奇妙な一致性は納得できます。
島国経済圏における不健全さの相似性
つまり、「ブロガー」とは、検索結果のアクセスをもとに「ミニ政治家」的な振る舞いをしているようにさえ、見えてしまうのです。
無論、ブロガー同士での罵倒合戦が存在することも理解はします。しかし、それは例外的な事例であり、もしくは「炎上狙い」の自作自演の可能性すらあります。
「ブロガー」を自称するものが、これらのブログの不健全な体制そのものを批判しているのを読んだことはありません。なぜなら、彼らは現在の不健全な体制が存続しなければ自分たちが存在できないのですから。
これが、数十億人が使用する英語であれば、このような不健全なコミュニティはもうすこし、形を変えることでしょう。
まあ、日本という島国で、1億人程度の言語だからこそできる、島国根性そのものの姿としてのブロガーたちの存在なのかもしれません。
彼らはSEOを駆使した結果としての「ノイジーマイノリティ」なのでしょうけれど、それにしたところで検索結果の先頭が「カネ!カネ!」と主張しているに近い記事が表示されてしまう時点で、この国の文化レベルが透けて見えるものです。
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