ブロガー衰退元年の前提状況として
言うまでもありませんが、このブログで自分が一体どのような職業について、どのようなポジションで働いているか事は一切書くつもりがありません。
そのため、私はブログでは好き勝手なことを書いていますが、もう今年はブロガー業界は例年になく衰退するのではないか、と考えています。
何度も書きますが、アフィリエイトが個人で検索結果を左右する事が「できていた」、それ自体がおかしな状態でしたが、そこにが企業がアフィリエイトで本格進出する事によって、個人ブロガーや、そのお仲間達の界隈は、検索結果から、あっという間に弾き飛ばされていくでしょう。
ブロガーたちの主張する「やさしい世界」の根底
ブロガーたちは自らのお仲間を「やさしい世界」などと評します。それにはある意味、同意はします。
つまり、お互いがリンクを貼る事によって、SEOとしての検索エンジンからの高評価を得たいがために、お互いを否定しない、そして、お互いを肯定しよう、そして、お互いをヨイショしあう。
それらの世界では、「自分は今日から何々である」と宣言してしまえば、自動的に自称何々といった職業に就けるなのです。もちろん、弁護士や医師といった国家の認定する資格ではできないでしょう。
そのような場合、彼らはおそらく「マインドヒーラー」「ソーシャルアドバイザー」などと、珍妙な資格名を自分達でひねり出し、その資格名を嬉しげに掲げるのでしょう。
別に、それは自己実現という意味で、ネットの空間で行うことは、あくまでも個人の自由ですから。それに対して私がとやかく言う必要はありません。
ただ、彼らを見ていると、そのような世界に浸っている、そして、多くの彼らは20代前半やせいぜい30代前半といったところでしょう。彼らは、そのような貴重な人生の時間を浪費しているのではないか?、と考えざるを得ません。
ブログで儲ける? いやいや、そんな事はできませんよ。今、私の、このブログは2年半続けています。がせいぜいアクセスは月1万アクセス程度でしょうか。
おそらく自称、何々と珍妙な職業名をつける者達はブロガー界隈での客の集客に期待をして、そのような行動を行っているのでしょう。
閉じた経済圏を作るための手段としてのブログ
確かに、ある意味では集客手段としては大いにありうるかも知れません。
お互いに褒めあい、庇いあいが通用している世界ですから、少々のアラがあったとしても、また、その技術が社会的に全く通用しなかったとしても、その界隈の中だけでは小さな経済圏として通用するのですから。
そのため、ブロガー界隈で発言を行い、自分が自称○○である、と主張している人はおそらく非常に居心地がいいのでしょう。
また、周りが拍手喝采をしてくれる者達ばかりですから。
その自称○○という業種について、外部の世界から常識的な、彼らの行動の技術の拙さを質問をされた場合、誹謗中傷だ、訴える、と恫喝をすれば界隈でヨイショを互いに行う仲間は拍手喝采を行ってくれるのですから。
ただ、それは宗教もしくはカルト、もしくは、セクト的です。
ここで特定の宗教の名前を出すつもりはありませんが、日本のある大きな宗教は、その信者達だけで一定程度の経済圏をもち、信者同士で仕事の融通をする事は実際に行われていると聞きます。また、私も、その界隈での経済的循環を見た事があります。
もちろん、私は、いかなる宗教団体にも属する事はありません。とはいえ、仏教文化や風習としての日本の神道については否定自体は行うつもりはありませんが。
それらの宗教に基づく経済循環とは、一定程度の安定性と信頼があるからこそ連綿と成り立つ者です。
ブロガー業界の崩壊と近未来
ではブログは界隈は一体どうなるでしょうか?
おそらく今のブロガー界隈は、有名な何名程度かのブロガーにコバンザメのようにへばりついた者達でしょう。
その有名なトップブロガーにしたところで、少なくとも彼ら、彼女らが公開する生活は客観的に見て豊かな者であると思いませんし、また、いわゆる特定のプラットフォームやウェブサイトに依存した収入源である事は確かです。
もちろん、それらの不安定性を補うが為に信者を獲得し、情報商材を売りつけようとしているのですが。
それらの優しい界隈に存在する事によって、自分が儲かったと証明をするために界隈の中で資金循環を行う。
確かに「年商」という表記においては良い事なのかも知れません。しかし、安定性も信頼性も、全くないでしょう。
また、いわゆる厳しい世間の目にさらされる事もなく、ぬくぬくとした環境でお互いに褒めあい、そして、慰め合いをその界隈が崩壊するまで続けるのでしょう。
そして、界隈が崩壊した際に彼らはこう思うのでしょう。
自分の技術が全く世間では通用しない
と。
とはいえ、閉じた世界は実社会にも存在する
と、ここまで非常に批判的な視点で書いてきましたが、ただ、これは企業などでも行われているのですが。
会社という閉じられた空間の中で、A社ではある技術が通用したとしても、B社では全く通用しない。
また、その逆パターンもしかりです。
閉じられた空間の中に安住するのではなく、あえて厳しい外の世界に出て自分の立ち位置、技術を確認する行動は絶対的に必要である事を、ブロガー界隈は逆説的に強く示唆するのではないでしょうか。
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