
なぜブロガーはナルシズムに陥るのか
なぜブロガーは上から目線で、そして、社会人を否定するような事を嬉しげに言うのでしょうか。
ブロガーがナルシズムに落ちいる原因とは、それは、自分がさもモノを知っているかのような、そんな役割をWeb上で演じていくうちに、自己陶酔を起こしてしまったことが原因の一つとして、考える事ができるのではないでしょうか。
また、それは自己陶酔ではなく意図的に演じている可能性も否定はできません。
その一例として、なぜブロガー達は聞かれもしないのに、自分のブログのアクセスや稼ぎを言おうとするのでしょうか?
それは、そうする事によって、ブログを始めたばかりの者達を取り込もうする考えが、彼ら、彼女らの根底にあるのではないでしょうか。
ブログを始めた者達を取り込む事によって得られるメリットとは、まず一つには被リンク数の増加による自分のブログのアクセスのアップなどが考えられます。
また、より直接的な集金方法として、「こうすればブログで儲ける事ができる、こうすればブログのアクセスを集める事ができる」などと称する電子書籍、いわゆるところの情報商材を売ろうとする魂胆も存在するのでしょう。
ちなみに、それらの情報商材と呼ばれるものは、おそらくは一般的な経験を針小棒大に書いたような内容ばかりでしょうから、それらの電子書籍を購入するよりも、本屋に行ってブログやSEOの本を数冊買ってきて勉強した方が、よほど安く、よほど確実にアクセスアップにつながると考えたほうが良いかもしれません。
言うまでもありませんが、インターネット上では、素の自分が主張できない事を主張するべきではありません。
このブロガーたちは、果たして自分のウェブ上での自信満々の主張を、そして、そこで述べている「証拠」を実際の生活で主張できるのでしょうか?
もちろん、私もブログ中では散々政治的な主張を行ってます。それらの主義主張は会社の中では言いませんが、普段の友人達の間では、かなりこのような意見は普通に話していたりします。
ブロガーとアフィリエイトとその影響としての主張
また、ブロガーがナルシスティックな文章を書かねばならない理由として、ブロガーの書く文章は、アフィリエイトで物を売る事を目的としているため、いかに自分が物を知っているかを演じる事を宿命づけられている存在であるとも言えるでしょう。
ちなみに私はこのブログでアフィリエイトは基本的には使用していません。ただ、の広告としては使用していますが。
アフィリエイトを記事に入れる、「この商品はいいです」「このサービスはいいです」などと、スポンサーへのヨイショの行動をする事が私は性格的に耐えられません。
ある意味ではブロガーとは、自分の「言論」を金銭と引き換えに行う事のできる者達であるとも言えるでしょう。
そのような、誰かを「ヨイショせざるを得ない」行動、それは自分の精神を犠牲とする行動の代償として、
「自分はこんなに物を知っているのだ、そして、知っているから、この商品をすすめるのだ」
という方向に精神が形成されているのかも知れません。
つまり、企業のヨイショを「行わざるを得ない」実態の代償として、自己補完としてのプライドの成長と言えるでしょう。
そのように誰かを持ち上げ、その結果として自分のプライドをこじらせるのであれば、自分の好き勝手な事を最初から書けばよいだけだと思うのですが。
ブログは好きなように書くのが一番たのしい
そもそも論として、ブログで儲けようなどと最初から思わずに、自分の書きたい事を書けばいいのです。
ブログで自分の人生が好転するになる事は基本ありえません。
それはすでに何らかのスキルを持っており、それを転職などの際に知らしめるため、かつ秘義務に反しない部分での技術的な備忘録として記述し、その記述が一定以上のレベルであった場合などは、自分の生活をよくする可能性があるのかもしれませんが。
ブロガーとマルチビジネスの関係性について
また、「モノを売る」という業界のつながりで、マルチビジネスの方面から流れてきた人物が少なからず混ざっており、その者たちの上から目線の口調を真似た書き方を行っているブログも少なからず存在しているのではないでしょうかはないでしょうか。
それは、「熱烈なファン」を作る、という意味においても適用されているとも言えるでしょう。
ちなみに、マルチビジネスを行っている者は、自分のブログに「マルチビジネスをしている」とは書かず、「自分の生活はこんなに豊かなのだ」という事をだけを延々と書きます。
マルチビジネスは「人と人との介在によって利益を得る」ビジネススタイルであるにもかかわらず、ウェブで直接注文できることが明らかになると、困るのは彼ら自身ですから。
それは、自分のマルチビジネスにおける「子」や「孫」に対して、このマルチビジネスをしていれば、こんなに豊かになれるのだ、ということを知らしめるためにブログを利用しているのでしょう。
どちらにせよ、インターネットとは、それが見ず知らずの誰かが自分のウェブサイトを訪ねて来る状況にありますが、それにもかかわらず、見ず知らずの第三者に上から目線の偉そうな書き方をする時点で、世間の認識との深刻なズレが生じているのかも知れません。
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