
10代の人に聞いてもらいたい選挙の話
この「警鐘と現象」ブログでは、普段はかなりガリガリの社会問題などを書いていたりするのですが、今日は選挙前ということで、10代の人たちに向けた記事内容を書いてみたいと思います。
皆さん選挙に行ってますでしょうか?
今は選挙は高校生の人でも選挙行けるようになりました。
今、私は中小企業で技術職をしているのですが、時々学生のバイトの人と話す機会人と話をする機会があり、その時に「選挙行きますか?」と言うと、「選挙はよく分かりません」と言われるのですが、選挙は非常に大切です。
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選挙は決して、雰囲気やその場の友人等のノリなどで決めるものではありません。.その一票があなたたちの将来の生活を決めるものです。
就職の状況がなぜ良くなったのか知ってください
私はこのブログでは年齢も性別も公表をしていませんが、私の就職はかなり大変でした。履歴書だけでも100枚以上書いたような気がします。
10代の人たちは就職が非常に良い状と況聞いていますし、また、実際、私の勤めている会社でも、バイトを集める際に、かなり人が集まりにくいという状況になっています。
バイトの賃金を上げる、バイトに対して作業を非常に丁寧に教える、また、休憩なども今まで以上に頻繁に与える、などの状況を行っています。
では、なぜ今は就職の状況が良くなっているのでしょうか?
それは、いわゆる「政府の偉い人たち」は「景気が良くなったから」と言いますが、それは違います。
かつて2000年代の前半に、「派遣労働」、つまり、「いつでも働く人を切り捨てることのできる働く契約」が合法化され、企業は「非常に都合の良い働かせ方」を今の30台後半、40代のひとにさせることが可能になりまいた。、その結果として今の30代後半から40代の人は就職に非常に困難な状況に陥りました。
その結果として、彼ら彼女らは結婚をすることも、子供を持つこともできなくなり、それは現在の少子化になっています。
「政府の偉い人たち」は「少子高齢化対策をする」などと言っていますが、これも実は同じ原因から言われていることです。
では、子供が少なくなると、どうなるのでしょう? それは、働く人がどんどん減ってい状況になっています。その結果として、今の十代の若者の就職のしやすさに結びついています。
決して、景気が良くなったから、就職をしやすくなっている、のではありません。
憲法改正と、徴兵制度の導入の可能性
「政府の偉い人たち」は「憲法を改正する」と言っています。「憲法に自衛隊をきちんと書きますよ」と彼らは言っています。これは、今の憲法は自衛隊の存在を認めていないので、自衛隊の存在を認めますよ、と言うのは一見正しいことに見えます。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
自衛隊を憲法に書く、それは、つまり徴兵制度の導入とほとんど同じことだ私は考えます。
現在、憲法に自衛隊が書かれていないからこそ、徴兵制度の導入は全く議論されませんが、先にも書いたように今、少子高齢化がどんどん進んでいます。
そのような中で、自衛隊が憲法に明記されれば、当然、日本の「仲間」のアメリカ軍を助けるために、自衛隊は海外の戦場にも行くことになります。多くの人が亡くなるでしょう。もしかすると障害者になってしまうかもしれません。そうなると、一体、誰が自衛隊に入りたいと思うでしょうか?
その場合、自衛隊に入る人がいないから、「しょうがないから徴兵制をしよう」という話になるでしょう。自衛隊が憲法に書かれた存在になれば、「徴兵をしても、憲法違反ではない」と政府の偉い人達は言うかもしれません。
実際に、今の学校で、訳の分からない校則が様々あると思いますが、これも本来であれば「思想信条の自由」という考え方が憲法に書かれているにもかかわらず、なぜか無視され、髪型や制服が強制されているという状況です。こんな状況で、憲法に自衛隊が書かれると、そのうち徴兵制度が復活するのではないかな、と私は考えてしまいます。
目先のことだけで投票をしないでください
政治とは10代の人にとっては遠く離れた場所で行われている事と見えるかもしれません。
しかし、10代の皆さんが、今後、社会に出て働く場合、そこで税金を取られるでしょうし、また、もしかするとブラック企業に入ってしまうかもしれません。
それは、全て政治が原因として関わっていることです。確かに、今この瞬間は、十代の皆さんは就職がしやすくなった、だから、「今、与党の皆さんが政治を続けてください」と言うかもしれません。
しかし、それは将来的には、あなた、もしくは、あなたの愛する人が徴兵され、そして戦場に行くことになる選択かもしれません。
安倍晋三氏をはじめとする、憲法を改正したい、いわゆる「政府の偉い人」。
小池百合子氏をはじめとする、「安倍晋三氏を辞めさせるけど、憲法を改正し、今の政治を続けよう」とする人。
枝野幸男氏らの、「憲法を守り、普通の人たちが幸せに暮らせる、まっとうな政治にしよう」とする人々。
一体、誰を選ぶと、自分が将来、平和に暮らすことができるかを考えて投票してください。
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