
パクリサイトに罠を仕掛ける方法
まずは結論から書きます。
パクリサイトへの対応策として最初から、罠のようなサイトを作るという方法はどうでしょうか。
現在、弁護士はコンビニの出店数などよりも増え、「食えない」弁護士が増えていると言われます。
また、その一方でカメラマンもデジタルカメラやiPhoneなどの普及などによって、急速にその需要が減っていると言われています。
また、自称ブロガー言われるような者達も、「ブログで食っている」主張しながら、その現実は一文字0.数円程度のテキストライティングなどによって、食っている者が多数、などと言われます。
その者達が組む事によって、
「非常にマイナーな風景や、非常にマイナーなオブジェクトの撮影を行いそれ、それをSEO対策を行ない、『あえて無断使用させ』、無断使用に対する損害賠償を行う事によって、金銭を得る目的のサイト」
があってよいのではないか、と私は考えます。
携帯電話の番号から相手の氏名住所を調べる事ができる、なども弁護士特権として認められるていると言いますが、恐らくパクリをしているユーザーにとっては、弁護士の名前が出てきた瞬間に、もはや金銭的解決ができるのであれば、そちらの方を「選ばざるを得ない」力を持つでしょう。
とはいえ、大量の写真をアップロードするのですから、サイト構築にはしかるべき事実を持った者が介入する事が望ましいかも知れませんが。
現在のWordPressにおける画像のアップロードをちまちま行うとは、あまりにも手間暇かかりすぎです。
確かに、そのように無断流用させる事を念頭においたサイト構築とは、「好ましいとは言い難い」方法であるかも知れません。しかし、それ以前に人様の撮影した写真を無断流用する、その行為の方が余程、人間として恥ずべき行為ではないでしょうか。
法を無視し、自分のアクセスのためにその文章や写真をパクる、そのような者達はカネ目当てのウェブの汚染者と言わざるを得ないでしょう。
そのような者達に対して毅然たる対応を取るために最初から「罠を張ったサイト」を作る。そのようなトラップをWebに仕掛ける方法は、日本のウェブの文化自体を適正化する意味でも非常に大きな意義があるのではないでしょうか。
人様の写真や文章を無断使用することによって、大きな和解金を請求される事がウェブ上の共通認識になれば、この国のWebは少しだけ、まともな空間になるのではないでしょうか。
具体的な構築方法として
多くの写真を既に保有しているカメラマンがそのサイトに参加するのであれば、写真を一から撮影する必要はないでしょう。
特に、カメラマンは自ら著作権を保有している写真などは何万枚、何十万枚と保有しているでしょうから。
そのデータをJPEG化し、コツコツとその写真に対してタグ付けをすれば、マイナーなオブジェクトや土地の風景であればで検索結果に出てきやすくなるのですから。
それは現在のいわゆる「ビッグワード」と呼ばれる、誰もが検索する用語を使用し、検索結果の先頭に持ってこようとするSEOとは真逆を行く手法です。
そのようにニッチな者の写真を使いたがる、悪意ある者達はWeb上に確実に存在するでしょう。その者達に罠を張るのです。
また、同一の写真であっても、それを左右逆転させたり、白黒化させる事によって、何種類かのウェブサイトを同時に作る事が可能かも知れません。
ウェブの適正化としての著作権対応
これは私は常日から主張していますが、今の日本におけるWebの状況とは、その検索結果の胡散臭さ、そしてカネ目的ありきのブロガーやアフィリエイター達によって検索結果が意図的に操作されている状態です。
そのような中で、写真や文章の無断盗用という「法的瑕疵」に対しては毅然たる対応を取る、そのようなサイトが密かに存在する事は、カネ目的の悪意ある者達にとっては脅威となるでしょう。
もっとも、無断転用を行う輩は罪の意識すら最初から無いのかも知れませんが、法律違反は法律違反です。「知らなかった」で済まされれば世に法律は不要です。
言うまでもありませんが、私のサイトではかなり著作権について気を使っています。
基本的に人様の文章を引用する事はありません。また、写真を使うにしてもイラストを使うにしても、オリジナルもしくは、著作権フリーのサイトの画像を加工したものにしています。
それはいかなる主張であれ、Webでの最低限のマナーではないでしょうか。現在のWebではそのような最低限のマナーすら守れない者が検索結果の先頭にくる、そんなおかしな状態になっていると言わざるを得ません。
ネットでは「日本人の民度が高い」「日本人は和を重んじる国」であるなどと、自画自賛をする者達がいますが、一体全体、Web上にパクリが満ち溢れているこの状況下で、それらの言葉が虚しく聞こえるように思い出になりません。
心はある法律関係者及びカメラマンやブロガー、プログラミング技術等のある人々はグループを組み、面白い試みとしてあり得るのではないでしょうか。
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