
仮想通貨は悪意が存在する可能性を否定できない
今はインターネット上で仮想通貨などが非常にもてはやされていますが、私は正直なところ、仮想通貨についてはあまり将来性はないのではないかと思うのです。
この仮想通貨で一番有名なビットコインがありますが、それにしたところで、どこかの政府が関わっているのではない事がメリットとして取り上げられますが、それはある意味、非常に危険な事ではないかと思うのです。
通貨とは、普遍的に誰もがその価値を認めるからこそ、通貨としての価値を持ちます。それが誰かによって作られた価値観、つまり、ビットコインはある人物がその概念を作り上げたと言われますが、その者が悪意を持ってその概念を作っていたとしたら、それはある日突然全く無価値になる可能性すら存在するのです。
最近のビットコインなどに見られるような仮想通貨のブームとは、ある意味ではスキルを持たない人々が、まるであたかも新発見をしたかのような、一時的なバブルと私は見ています。
小手先の技術ではなく、生きる技術を
むしろ、それらの小手先の技術をもてはやすのではなく、自分がいかに生きるか技術を得るか、それは例えば、生活の改善、自分で自炊をしていかに美味しいご飯をお金をかけずに食べる事ができるか、また、少ないお金で自分の趣味を楽しむ事ができるか、パートナーとの時間をいかに楽しく過ごす事ができるか、などの生活のスキルの方がよほど重要なスキルではないでしょうか。
今後、日本は少子高齢化社会となり、これまでの成長や人口が増える事が前提の、戦後、続いてきたある種の約束事が根底から変化する事になります。そのような状態の時に、これまでのような安定した生き方と事自体が難しくなるのではないかと考えているのです。
それは当然、企業ではそこで働く者と企業との関係性の変化事もあるでしょうし、また、社会のがより無責任となり、それはだれの目にも明らかなものとして社会の劣化は顕著に現れる事でしょう。
そのような状態になった際に、自分で自分の生活を守る事ができるか、自分が守るべき存在の人を守る事ができるか、それこそ今後の日本で生きていく上で重要な技術なのではないでしょうか。
小手先の技術など、いくらでも身に付ける事ができるのかも知れません。また、それはインターネット上では「自分はこんなにすごい人物だ」と自画自賛し、そして、その者が一定程度のアクセスを持っていれば、それに賛同し、ヨイショをする者達が出現する事でしょう。そして、それはまるであたかも真実であるかのようにインターネット上で一人歩きするかも知れません。
この社会の将来に唯一、確実に言えること、それは劣化
しかし、今後の日本で、唯一、言える事は日本社会は確実に衰退、劣化していくのです。その際に自分がどのようなスキルを持って、その社会と対峙していく事ができるのか、それを常に考えながら自分の生活もしくは、仕事環境を構築して行かねば、10年後、この社会の劣化と共に、自分の存在も危うくなる時代が来るのではないかと私は考えています。
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