
※この文章は引っ越し前に書いたものです。
こんな記事を書いているのですが、実際に住んでいる家は三畳一間どころではない家に住んでいたりします…。
狭い部屋こそ極楽
あくまでも個人的な意見にすぎませんが、部屋は狭ければ狭いほど、便利なような気がしてなりません。それは現在の熱帯夜とも言える灼熱の真夏においてエアコンの効きが非常に良い、もしくは、その料金が安いなどの経済的メリットもあります。
灼熱地獄と化している真夏の気温ではエアコンは生活必需品と言える状態になっています。これまで、贅沢と思われてきたエアコンがなければ生活をする事ができない、もしくは、健全な日常生活を送る事のできない、そんな道具になっています。
また、都会などでは、いわゆる三畳一間の極小ワンルームなどが、最近になって作られていると聞きます。それは書籍などが電子書籍などに変わり、モノを持たない生活が現実的に可能になろうとしているからこそ、そのような動きも出ているのでしょう。
私は基本的には電子書籍、スマホなどには否定的な意見を持っているのですが、とは言え、それらを利用する事により、自分の生活スペースをコンパクトに抑える事ができることは重大なメリットであることは確かです。
省エネ、お財布に優しい
狭い部屋に住む事は、それだけでエネルギーの節約につながります。
エアコンの効きも良くなりますしまた、同じように暖房の効きも非常に良くなります。
また、部屋が小さい事によって、モノの所有を最小限に抑える、それはすなわち、自分が「料理をするスキルがあれば」非常に生活のコストを下げる事ができるのではないでしょうか。
余談になりますが、この手の小さな家の紹介をする時に、
「食事は外でするから台所は無くてもいい」
という意見には賛同できません。
外で食事、とありますが、人間の生きていく中で、住むところに最もお金がかかる事はもちろんですが、その次に、食べる事にお金がかかります。
外食をしていれば当然、必要以上のお金がかかってしまいます。
食事で、一番美味しく、そして、安く上がる方法とは、自炊をする事です。
自炊で、お米をベースとした料理とすれば、一番安上がりです。
そのためには、たとえ人間の住むステージは小さくなろうとも、台所は0.5畳程度、せめて一口(ひとくち)コンロとシンクは欲しいものです。
そこに小さな炊飯器を置けば、それだけで、十二分に実用する事が不可能になるのですから。
ちなみに料理とは、究極的には「火でお湯をわかすことができる環境」があれば、なんとかなります。
お湯を沸かす事のできる、小さなコンロを一つ置く事ができる、換気をする事ができる環境があれば料理は十二分に可能です。
お米を炊くにも、炊飯器さえ必要ありません。
米を炊くのに鍋とコンロがあれば十二分においしく炊くこと事ができます。
お米があれば後はふりかけと百均の味噌汁で食べてもおいしいですし、納豆と味噌汁で食べても美味しいものです。
人間はそんなに多くのモノは必要ない
人間、起きて半畳、寝て一畳ではありませんが、そんなに広い空間が必要になるのか?と思ってしまうのです。
もちろん、広い空間は精神的なゆとりが生まれる事も確かでしょう。しかし、その広い空間であるが故に、不必要なモノを散々買ってしまう現実があるのかも知れません。
都心の超小型ワンルームについて
都心部の方では、そのような超小型ワンルームの部屋が増えていると聞きます。ただ、それは現在の若者達の貧困的な給料状況からすれば、当然の結果とも言える事かもしれません。
地方においては、大きな家を作り、そこに大家族が住む暮らし方が、これまでの日本で行われてきましたが、もはや、そのような生活スタイル自体が成り立たない時代になりつつあるのではないかと考えます。
特に、今後、社会が明らかに縮小傾向になってゆく中で、未だに大きな車、大きな家、それらの価値観が残っている事自体が不思議な事かも知れません。
現実的に若者は車を持たなくなり、車を持たなくなったその代わりに125ccスクーターなどがもてはやされています。
これは都会だけではなく地方都市などにおいても同様です。
現実的な問題として言えば、現代の住宅環境、生活環境、「おひとりさま」に合わせるために、既存のアパートや家を小さくする事は困難です。
技術的にはパーティションで壁を作る事によって、より細かく部屋を分割し、シェアハウス的な物件にする方法もありますが、青色吐息の賃貸物件オーナーにとってはそこまで手が回らないのが現実なのでしょう。
今後、日本社会は衰退の一途です。そのような中で、いかにして、ミニマムな住居で生活するか、については、もっと真剣に考えられてもいいと思います。
また、不動産業界の家賃に対する敷金、礼金などの法的裏付けのない金銭を払わされる事を強要されている状況、まるで、それはカルテルを結んでいるかのような業界に対し、おかしい、と声を上げていく必要がある事も、もちろん、ですが。
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