「会えるアイドル」がテロの標的化する事を憂慮する、失われた世代の絶望

By | 2017年10月11日
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まともな雇用は一向に増えない社会で

今後少子高齢化によって仕事自体は増えますが、企業は正社員としての雇用は進めようとしません。

失われた世代、それは特に自民党の小泉構造改革によって派遣労働者として働かざるを得なくなった者たちです。

その者たちは、当然結、婚もできず、家庭を持つことも、子供も持てず、社会に対する絶望感を抱いた場合、現在は「犯人」に対する社会的な制裁を家族に加えられることを恐れるがゆえにテロなどの犯行を思いとどまってい可能性が高いと思うのですが、これから中長期スパンで彼らが高齢化し、それらのタガが外れた場合、実力行使をする事は十二分にあり得るのではないでしょうか。

そのような際に、自分よりも若く、容姿が良く、一見華やかな世界に住む、いわゆる「会えるアイドル」たちにそれらの怒りの矛盾が向くのではないか、と考えるのです。

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「会えるアイドル」の危険性

実際、現在でもそれらの「会えるアイドル」に対しての嫌がらせ行為、たとえば発煙筒の投げ込みなどの犯罪がありますが、それらが、今後、より実質的なテロ行為として行われる可能性があるのではないか、と考えるのです。

つまり、自分がこの社会に対し、絶望感を抱き、自らの死を覚悟した時に、自分の怒りを世間にアピールするためにはテロリズムと言う方向に走る可能性は否定できません。

また、彼らの中で、それらのアイドルグループに対するゆがんだ愛情が日本人のウェットな感情、それは無理心中などの思想とも結びついたとき、彼らの行動はより直接的なテロリズムとして現れるのではないでしょうか。

実在する「偶像」として

今、私の周りにはそれらの「会えるアイドル」にハマっている者は存在しませんが、少なくとも私の知人の知人を介して、それらのアイドルグループにハマっている男性の存在を聞くことがあります。

彼は中年と呼ばれる様な年齢になっても、いまだ現実を理解できず、それらの会えるアイドルグループのCDやDVDを集めることに血眼になっていると聞きます。そこには当然ゆがんだ愛情と言うものがついて回るでしょうし、また彼は結婚も、そもそも恋愛したことがない、と聞きます。

おそらく、その様な境遇にいる人物は日本国内に何千人、何万人と存在するかもしれません。その様な者たちが、果たして何も自分の存在をアピールをすることなくこの世を去るのでしょうか。私はそれについて甚だ疑問に感じます。

会えるアイドルグループなどと言いますが、人間は、一旦強い刺激を味わってしまうと、その刺激を超える刺激を求めようとするものです。昭和のアイドルグループとはその名前の通り「偶像化」された、「見る、聞く」だけの存在でしたが、しかし現在の会えるアイドルグループとはそれはすなわち相手が生身の人間であることを売りとして商売を行っている様なものです。

また当然それらのアイドルグループを売り出す事務所にしても、一旦、確立してしまった金儲けの方法を手放すとは考えづらいですし今後それらの会えるアイドルグループとは極めて危険な状況と隣り合わせの中での活動となっていくのではないかと私は考えます。

テロ対策には限界がある

無論、アイドルグループの事務所側はテロ対策に関しては万全の方策を取っていると主張するのでしょう。

しかし、テロを行うための機材とは極めてどこにでも手に入るものです。例えばファンが自分は障害者だと偽り、松葉杖の中に刃物を忍び込ませて握手会に入った場合、それを本当に止められるでしょうか。まだ刃物であればせいぜい数人程度の被害かもしれません。

しかし、追い詰めらた、失われた世代のファンは、より凶悪な犯罪を思いつくかもしれません。私はこの記事の中でそれらのテロ行為の具体的な方法を書くことは避けますが、おそらくそれは手荷物検査などでは到底、検知することのできない様な方法を彼らは思いつくかもしれません。

まあ、そもそも、それは会えるアイドルなどという、その商売の形態自体が不健全なものであることが問題の根底にあるのですが。

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