パクリサイトに見る日本人の民度の低下 パクリ文化が大手を振るウェブの状況

By | 2017年3月25日
imitation-net-culture

まとめサイトとネット右翼

私の中ではまとめサイトとはネトウヨ御用達、のイメージがすごくあるのですが、それらのサイトで、人様が書いた文章をパクって、キュレーターなどいう書き手が金を得ていると考えると、すごくおかしいです。

ネトウヨはどこかの国をパクリ国家だ何だと散々罵倒してきましたが、自分達が普段愛用しているサイトがパクリである事に対して糾弾の声を上げようとしませんね。

自分達が普段情報源にしているサイトがパクリサイトっておかしくないですか。

ネトウヨ御用達のまとめサイトで金を儲けているっていうのは、すごく恥ずかしいです。転載、引用と自分達は「まとめサイト」などと標榜していますが、そんな者はパクリの泥棒です。

泥棒が何を声を大にして、一体、何を主張しているのでしょう。

WELQに見る日本人の民度の劣化

WELQの問題を見ていると、日本の民度が落ちるとこまで落ちているのだな、と本当に日本の劣化を強く感じます。

他人様が書いた文章の内容をパクってそれを自分の言葉で書き写せば金になる、そんなあさましい思考自体が人間として恥ずかしくないのでしょうか?。

もうそれは、その人が良い、悪いの問題ではなく、人間性として問題があるのではないかと、私は思わざるを得ません。

このパクリ問題には日本の現在の末期的な状況とリンクするような部分があると思います。

それは法律が有耶無耶になっている点において、一例としてはブラック企業サービス残業を行わせている場合、法律があっても、それが全く実効的に動いていない、つまりその事によって企業は働く者に対してはやりたい放題の、法治国家の体をなしていない状態、と根源を同じとするものです。

まとめサイトは金を使ってライターにパクリを作らせることによって、そのサイトが検索で上位に表示され、その結果、彼らが金儲けをするという事です。

モラルの崩壊との見方もできます。ウェブの初期の段階にではそのようなパクリ記事を作ることは、良識の問題としてて誰も行いませんでした。

しかし、今はどうでしょう。今回問題になっているのは上場企業です。しかもその上場企業が雇っていたパクリライターの数は数百人どころではないでしょう。

パクリ記事の作成をするために1000人以上の者の者が関わっている、もうこれは社会の劣化と言わざるをえないないでしょう。

後はこれは、私はずっとこのサービス産業の放置、問題ブラック企業についても散々語ってきたのですが、日本国は悪事を働いた者勝ちのです。

それが法的に問題があるにも関わらず、裁判をすると良いのはパクられた側に労力がかかります。

また裁判に勝ったとしても、得られる金額が極めて少ないなど、本当にこの国は先進国なのでしょか?

このまとめサイトの問題について、web 上の言論またニュースなどでは、医療情報の不正確さ意味においての問題を取り上げられますが、著作権の根本的な扱い、それは書き手が書いた文章を尊重するという事について何ら触れていないように思えてなりません。

もはやその時点でおかしな議論です。泥棒が大手を振って歩く国日本パクリ国家日本。これは労基法とも同じです。「犯罪を犯罪と認識しない」社会、日本。

人様の書いたテキストを堂々とパクって、恥ずかしげもなく自分の金儲けをしようとする、しかもそれが大企業が大手を振って行なっていた、こんな恥ずかしい国はありません。

それは国も企業も個人も、全てがパクリを黙認している事であり、それはすなわち正義感の劣化をしている事に他なりません。

パクリサイトには弁護士が介入すべきだ

サラ金の過払い金問題で一段落した弁護士達は次の食い扶持を探そうと躍起になっているのでしょうけれど、ぜひそのような弁護士たちには、WELQのパクリ元の文章を探し出し、DeNAに対し、集団訴訟をしていただきたいと思います。

2ちゃんねるまとめサイトなどの運営者に損害賠償を請求したところで、とれる金額は微々たるものでしょうけれど、DeNAやnaverなどの大企業が運営するサイトでのパクリ記事に対して、画像や文章、それらを100人単位での数で集団訴訟し、それらのサイトの運営会社を社会的に徹底的に追い込めば、社会のパクリに対する風潮は必ず変わると思います。

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