ウェブの信頼性の失墜について、Webの信頼性の負の循環とアフィリエイト

By | 2019年2月11日
internet-credibility-abasement

商品やサービスの記述が信頼できなくなりつつある

最近、会社で、あるネットワーク系のサービスを導入を検討していて、そのサービスについて記述されたWebサイトを検索しているのですが、全く信用できないのです。

勝手にランキング形式などで、このサービスがいいなどと書いています。が、だいたいどのサイトも同じようなランキングです。

おそらくサービスが良いのではなく、アフィリエイトの還元率が良いだけなのではないかと考えてしまうのは、アマノジャクな考えなのでしょうか。

そもそも、それらのアフィリエイトを何個もベタベタと貼り付けている時点で、もはやそれなのブログを信用しないと確信に近く思ってしまいます。

そもそも、それ、記事を書いている人も、実際に使ったわけではないでしょう? と。

自分が使ったことの無いサービスやモノを「良い」として売ろうとする。しかも、それは自分の小銭稼ぎのために。それらの行動はウェブにおける信頼性を自分の小銭稼ぎのために失墜させている行動に見えてなりません。

最近では、もし、よさげなサービスがあったとしてもアフィリエイトを踏まないように、その商品やサービスの名称で再度検索してから購入する流れになります。

なぜなら、それらのアフィリエイトの記事を作る者たちに小銭を与えたくないからです。彼らに小銭を与えるがために、アフィリエイトは成り立つのですから。

とはいえ、最近のブログは、それらの名称を右クリックを行って再度検索できないように、わざわざ画像化して貼り付けているのですが。全くご苦労な事です。そこまでして小銭を集めたいのでしょうか。

広告


誰もが発信できる時代の広告のあり方

インターネットが発達する事によって、今まで中小業者などは、全国に発信をする事ができるようになりました。しかし、それは少なくとも日本国内において全ての業者がイコールコンディションで戦う事であり、まるで冷戦状態のような状態になっているのかも知れません。

また、いわゆるアフィリエイトありきでのwebサイトの運営などを最初から行い、「この商品がいい、あの商品がいい」などのヨイショメディアが、これまでの商業メディアから個人にまで広がった事により、選択肢の混乱が生じている状態ではないでしょうか。

それらは、負の循環を生んでいるように思えてなりません。つまり、商品を宣伝する、そもそものメディアとしてのあり方から、「いかに検索されるか」を目的とした、「検索のための記事」が増えてゆくことになります。

それらは、広告の無秩序な増加、つまり、負の循環を生んでいるように見てなりません。

つまり、全ての人々が広告をする事ができるようになれば、それは広告がないのと等しいのです。インターネットという、あまりにも広告を行いやすいメディアが登場した結果、広告はあまりにもすべてのコンテンツと結びつき過ぎた形、いびつな形で存在しているのが今のインターネットの状況ではないでしょうか。

それは無論、アフィリエイター等による行動そのものなのですが。

広告


インターネットと広告の信頼性

少なくとも私は最近インターネットについて、以下のように考えています。

インターネットで物や商品を手放しで褒め称える、「この商品は良い商品だから私はお勧めする」などと言いながらアフィリエイトリンクを貼っているウェブサイトについては、一切信用しない、との考え方をしています。

それは自分の金ありきで何らかの商品を紹介しているに過ぎないのですから。むしろ、その商品を徹底的にけなし、それでもこの商品を使うメリットを記述する。

しくは、商品のマイナス部分の紹介ありきでの商品の紹介あり方が、インターネットで本来求められる広告のあり方なのではないでしょうか。

それでも自分の小銭を稼ぎたいがためにヨイショ記事を書く、それはある意味で、この国の経済的な没落を表している事象かも知れません。

広告


ヨイショメディアとしてのブログにならないために

そのため、少なくとも私のウェブサイトでは「この商品がいい」などの書き方は、これまでに行った記憶はありません。それをするとwebサイト自体の信頼性が落ちてしまうと考えるためです。

無論、書評などにおいて、その書籍の内容が素晴らしいものであった場合は、肯定的な意見を書きます。ただ、それはあくまでも書籍であり、それは著者の意見に賛同した事の表明です。決して、その本を売る事ありきで紹介文を書く事は絶対に避けたいと私は考えています。

とはいえ、一般のインターネットユーザーは、著名なブロガーが「この商品がいい」と紹介している、とそれにつられて購入を検討するのでしょう。

ただ、インターネットの信頼性が確実に失墜している事は事実でしょうし、インターネットで推奨される物やサービスは、その裏側には、その書き手の「意図」「意思」がある認識がこの社会に広まれば、随分と消費者の行動者は変わるのかも知れません。

それは私がアフィリエイトに非常に冷淡な意見を持っているからこそ、書ける事ですが。

広告(アフィリエイトタイプ)

    ブログランキング・にほんブログ村へ    


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)