なぜインターネットが日本でおかしなコンテンツが増えるか
その理由として、日本の言語が独自言語である事が挙げられます。
すなわち、日本という島国において「たった」一億三千万人「しか」使わない独自言語であることの弊害である、と考える事ができます。
インターネットで稼ごうとする者達がしゃしゃり出る事によって、インターネットはおかしな状況になっています。
また、それらの個人ブロガーと称するアフィリエイター達と、それらを駆逐しようとする企業自身によるアフィリエイトのブログライティングによってインターネットはテレビのような状況になりつつあります。
日本語という島国の言語であるがゆえに、島国のおかしな状況、それはサービス残業であったり、周りの「空気を読む」などの状況が、そのままインターネットに現れていると言えるでしょう。
これまでネットで個人の意見が比較的、発言しやすかった理由とは、インターネットの成り立ちを考えれば自然ですが、企業はこれまでインターネット媒体を重視してこなかった経緯があります。
とはいえ、現在ではインターネットの広告費はラジオを抜き、そして、テレビさえも抜こうとしています。
今、確実に言える事は、今後、この流れが続けば、ネットに対する信用性は確実に低下して行くでしょう。
再起、ウェブで検索すると、それは本当にひどいサイトばかりが検索上位にくる事があります。いわゆる、キュレートと称するパクリメディアであったり、自称ブロガーと称するアフィリエイト商品を売りつけようとするサイトであったり、です。
それは、検索結果を見れば、個人のアフィ目的のサイト、もしくは企業のアフィ目的または自社への誘導のためのサイトがかなり先頭に出てくるような状況です。
それらに対応するため、私はブラウザに特定のドメインの検索結果に出さないプラグインなどを導入しています。
ウェブから知識を得るための方法として
確かに、ウェブサイトはごく単純な問題に単純な知識を得るためには良いのかも知れませんが、それらの「回答」を得るための着いたところで、もう二度と表示されないように、そのサイトを検索ブロックリストの中に入れる事は私のネット利用の日常となっています。
いわゆる、「プロ」ブロガーと称する達が何人か存在しますが、彼らの存在にしたところで、決してブログの広告収入だけで食べていけるのではなく、そこに付随するアフィリエイトやサロンなどの集金に必死なところが実情でしょう。
※ちなみに、アフィリエイトとは、そのブロガーのウェブサイトからブロガーの推奨する商品を買う事によって、その購入された商品の何パーセントかがブロガーに支払われるサービスを指します。
もしくは、そのアフィリエイトのためにサイトの運営方針すら変えざるを得ないような状態のブログを私は知っています。
別のところではサロンビジネスなどと称する、囲い込みの掲示板的な、それはプライベートなFacebookとでも言えるかもしれません。そのようなサービスに誘導しようとする、すなわち個人のブランド化と称するプチ思想団体的な振る舞いが多々見えます。
つまり、トップブロガーと称する者達ですら、そのような状況です。それは今後、ブログというテキスト媒体においては、少なくとも個人では稼いで行くのは非常に難しい事を表しているのでしょう。
とはいえ、今Webの世界ににおいてはこれまで個人が行ってきた、アフィリエイトを、企業自身が行うフィリエイトに変わろうとしている状況があります。
しかし、企業は作ったサイトにしたところで、ひとつの話題を引き伸ばすたような作り方であり、それを自社の商品やサービスの販売に結びつけようとする、あからさまな態度が鼻に付くサイトである事は言うまでもありません。
それはある意味、では今までブロガーがあの手この手で個性を出そうとしていた行動を、企業が、より洗練された手段で行っていると捉える事もできます。
島国インターネット
日本の人口は、わずか13000万人程度であるからこそ、このような企業が検索結果を左右できる状況にあると言えるでしょう。
つまり、インターネットとは、進化すればするほどテレビ的な、金儲けの、より、あからさまに見えるメディアになりつつあるのでしょう。そして、そこで得られる情報とは断片的な情報ばかり、となっています。
もちろん、それはそれで何かの目的があって調べるには良いのかも知れません。しかし、少なくとも体系的な知識を得るには適してはいないメディアとなりつつある状態と言えるでしょう。
総論として
インターネットで得られる知識とは、何か問題の解決のための断片的な情報、しかも、それは多くの場合、信用性を疑ってかかるべき情報、は溢れている、とは言えるでしょう。
しかし、本当に自分の知りたい情報を網羅的に、そして、体系的に学びたいのであれば結局のところ紙の本が一番信用しうるのではないか、と考えます。
本はしかるべき、歴史と信頼のある出版社が存在し、そこでの出版のためには何人ものチェックと作業を経て出版をするのです。
ウェブは「進化」すればするほど、単純な、巨大な電子辞書のような存在になっているのではないか? と思わざるをえません。
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