なぜ、社会は衰退しているのか
今日は私が普段の国は衰退していると考える点について書きます。
少なくとも、通常の生活者のレベルにおいては、労基法が守られていないことが最大の原因ではないでしょうか。
生活のためにお金を稼ぐ、そのお金を稼ぐ企業にが従業員に対する傍若無人な振る舞いが行われ、それを行政と律法が見て見ぬふりをしている。
そんな状況下では人々の生活は安定どころか、衰退を始めるのは自明です。
また、より広い視点で見るならば本来救済が行われるべきであった就職氷河期の放置もあります。
なぜ、そのような事を「行った」のか
産業界の「優先」です。
結局のところ、それらは単なる企業を甘やかしただけの、明らかな失敗の継続に他なりませんでした。
現在の国内産業の総崩れ体制を見るまでもなく、日産のルノーへの身売りや三菱自動車の日産への吸収など惨憺たる有様と言えるでしょう。
その背景にある者は、誰も、それらの問題に対して責任を取ろうとしない役人と政治家達、そして、その政治家達に忖度をする、「空気を読む」悪しき風習、まともに与野党の交代がない状態が、それららの、現在の閉塞感をさらに加速させます。
無論、アメリカのような与野党ともに産業界がガッチリとロビー活動で食い込んでいる例も例も存在しますが。
この記事では、最近、私が日本の衰退的な事象として思える事例を何点か記述したいと思います。
キャッスレス化
結局、キャッシュレス化者は、個人の金の流れを、それをクレジットカードを媒体として用いて、すべて可視化してしまおうとの考え方です。
とはいえ、キャッシュカードの手数料もタダではありませんし、そこに、国が介入をしてまで国民にキャッシュカードを使わせようとする意図の裏には、当然、国民の消費行動の監視板もあるのでしょう。
また、それは徴税強化も当然、思惑に入っているでしょう。
軽自動車はトールワゴンばかり
本当に最近、セダンタイプの車がなくなりました。
軽のトールワゴンばかりです。確かにトールワゴンを私も運転した事があり、これはこれで運転をしていて楽しいのですが、実用一辺倒、軽ばかり、それは、この国は、ほんとうに貧しくなってしまったのだ、と考えます。
もし10年前、20年前の男性が今の社会をぱっと見た場合、まず一番先に驚くのは、あまりにもセダンの数が減りすぎた事ではないでしょうか。
老人ホームが増える
若者向けのゲームセンターなどの施設が閉鎖され、その閉鎖された後に老人ホームなどが開設されると、非常に寂しい気持ちになりま。
確か老人施設も必要でしょう。しかし、老人ホームよりは安楽死などによって、高齢化問題への出口を議論するべき時期が来ているのではないか、思わざるを得ません。
もちろん、医療利権や介護利権、そして、口先だけは命は大切など聞こえのいいフレーズを為政者たちは言うのでしょうけれど。安楽死の議論をする事自体が、この国ではまともに成り立っていません。
塾の乱立
詳細は下記の私が書いた塾に対する批判記事に譲りますが、要点だけかいつまんで書けば、塾は結局、のところ、公務員の教員の方能力不足の証左であり、また、経済的格差を固定しかねない存在である事が挙げられます。
学習塾が増える事の問題点格差社会を悪化
させる存在と教育の矛盾として
衰退するこの国での生き方
結局、のところ、この国は、もはや、どのようにあがいたところで没落する国です。そして、没落する国において、利権のある者達が自分達の利権をいかにして確保するかに汲々としている状態でしょう。
我々は今後、この国で生きていかねばなりませんが、この国が衰退しつつある、そして、不可逆の状態に悪化しつつある事を認識し、自分の生活は自分で防衛をする、との認識が、今後の日本社会で暮らしていく上では必要な事ではないでしょうか。
それらに対し、いかにして抗議の意思を示すのか。
左翼、右翼といった枠組みではなく今後は豊かな者と豊かではない者の対立社会になっていくのではないでしょうか。
究極的には、左翼、右翼といった思想的な問題は自分の生活が成り立っているからこそ、そのような思想が成り立つのですから。
今後の社会はそうではありません。富めるものと貧しき者の間の格差はますます悪化し、劣悪な労働環境を労働基準監督署や行政や立法は見て見ぬふりをする、そのような悪循環の中に落ちているのです。
そこには、右と左の違いではなく、貧しい者が豊かな者を糾弾する状況であるべきではないでしょうか。
より簡単に言えば、大企業はマトモに法人税を払え、それだけでいいとさえ、思うのです。
また、買い物に行った際、なぜ、こんなに税金が高いのだ、と思えば良いのです。
結局、、この国の人々は自らの力で社会システムを変革した事はありません。
自分が社会に対して、おかしいと思う事は、おかしいと言う。矛盾は自分の生活の身の回りに満ち溢れているのです。それらを一人一人が直視しなければ、この社会が変革される事など絶対にないでしょう。
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