
日本軍は姿を変え生き残っている
ブラック企業は日本軍そのものといえるでしょう。先の大戦の悲惨な戦闘はそれは戦勝国、敗戦国ともに普通の人々が引き起こしたものです。日本軍の亡霊、その延長としてのブラック企業と考えることが可能です。
つまり、サービス残業度が生じても、それを見て見ぬふりをする社会が今の社会の問題の根本にあります。先の大戦の失敗において「右派」は「日本軍の暴走」などと責任を添加しますが、それは今の社会と同一の問題ではないでしょうか。
それは行政と立法がブラック企業の暴走を黙認し、その結果として少子高齢化に落ちいったことに他なりません。
普通の人々が違法な状態に慣れきる異常さ
先の大戦の日本軍も、普通の人々が悲惨な事件を引き起し、また、戦後ソ連に抑留されるなど、結果として一般の人々に責任が押し付けられたものです。
そして、戦後、A級戦犯として処罰されたものも存在しますが、その多くの指導者は適当に謝罪し、またどこかで返り咲いたのです。その最たる例としての、親の七光としての現在の首相ではないでしょうか。彼の祖父はA級戦犯の岸信介なのですから。
戦中の社会から根底意識は変化していない
自分がブラック企業で働かされていたとしても、それを諦めて受け入れる、そのようなマインドは先の対戦における責任追及を何一つとしてまともに出来なかった、その国民の従順な飼い犬根性そのものではないでしょうか。
社内身分制度としての非正規雇用
余談ですが、ムラ社会の延長としての社内での身分制度の違いではないでしょうか。それは日本のムラ社会の延長としての企業内の理論です。
非正規職員はは村民ではない、だから人間扱いする必要はない、とでも「会社ムラ」の村民は考えているのでしょう。本来であれば非正規雇用とは、それは不安定な雇用状況であるがため、正社員よりも高い賃金を得てしかるべきです。同一労働同一賃金、などと言いますが、それ自体がまやかしの議論にすぎません。
憲法「改正」こそ、為政者の最大の願い
日本軍の生き残りの亡霊としてブラック企業が跋扈する社会ですが、その日本軍を完全な形との復活のための手法として、憲法改正を推し進めているのではないでしょうか。
為政者たちは彼らのイデオロギーに基づいて、現実社会を自分にとって都合の良い社会としようとしているのでしょう。
まず目先の問題を直視しよう
そもそもサービス残業などに見るように、「最低限の」法律すら守れない日本社会が、憲法「改正」など、お笑いではないでしょうか。
確かに日本の自衛隊を日本国軍として「普通の国」にしたいと為政者たちは願っているのかもしれません。しかし「普通の国」と言うのであれば、まずは「普通の国」らしい労働環境を作ってからの話ではないでしょうか。
別に私は自衛力を保持すること自体に反対をしているものではありませんし、自衛力の保持の必要性は十二分に理解しているつもりですが。
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