スマホにキーボードとマウスを外付けで使用する際のメリット、デメリット

By | 2019年7月2日

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私はスマホを仕事用で使っているのですが、これに外付けキーボードとマウスをbluetoothで接続したので、その考察です。

私が使用しているスマホはアンドロイドですが、普通にブルートゥースでテザリング2台ともできます。世の中、便利になったものです。

なぜスマホに外付けキーボードとマウスを使うのか?

事の発端は以前、出張に行って書類作成でノートパソコンを使用する必要が生じた際に、ウェブを使おうと試みたのですが、使えない状況でした。

実はスマホとノートPCのテザリングの設定がうまくできていなかったことが原因なのですが、書類作成とはいえ、少しのテキスト作成だけなので、わざわざノートPCを持ってゆく必要があったのか?と少し反省。

別にノートPC自体の重さはともかく、それを持ち運びすることによる物理的なセキュリティ対策が非常に厄介なのです。仕事のことなので詳細は書きませんが、ノートPCを落としたら、リアルに懲戒解雇レベルの事態になりかねませんので…。

本当は「外出専用のデータが空っぽ、かつ、強固なセキュリティのノートパソコン」があれば一番良いのですけどね。

そんなことから、常に肌身離さないスマホをブラウジング環境とメール環境にすればよいのではないか、と思い、bluetoothのキーボードとマウスを接続することを試みました。

とはいえ、「普通」はノートPCがなければ仕事にならない出張先の方が多いのですが、スマホだけでも行ける出張もあります、という「選択肢の一つ」として、ですが。

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スマホに外付けキーボードとマウスを使うメリット

結論から言えば、ブラウジングとちょっとした短いメールを作成するのには非常によろしいと思います。

スマホにキーボードをつけるのは結構ありがちなことだと思うのですが、それにさらにマウスをつけることによって、効率が、かなり上がります。

特に仕事の現場で、調べものをしながら作業を行っている時に、非常に効率的になります。

ハードウェアキーで文字入力の効率はフリック入力の何倍にも上がります。フィールドで何かを調べながら作業をする、といった人には文句なくおすすめです。

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スマホのハードウェアキーでブラウジングを快適にする手法

私がスマホで使っているブラウザはAndroid版のchromeなのですが、このAndroid版のchromeは非常にショートカットが多くてハードウェアキーから使用しやすいではないかと思います。

もう一つ便利な機能が、ハードウェアキーを使うことによってアプリケーションをキーボードから切り替えることができます。これも非常に便利です。

とはいえ、普段のPC操作ではほぼ、ショートカットで作業を行うので、「マウスからは操作できない作業」がスマホには多くあることも事実ではありますが。

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スマホの外付けキーボードで便利なショートカット

ほぼPCと共通です。

他にも色々ありますが。主要なものだけ…。

Android版cromeブラウザショートカット
「Ctr」+tタブの追加タブ
「Ctr」+wタブを閉じる
「スペース」 ページ送り
「Shift」+「スペース」 逆にページ送り
アプリ共通ショートカット
「At」+「Tab」アプリの切り替え
「Ctr」+aテキスト全選択
「Ctr」+c選択テキストコピー
「Ctr」+p貼り付け

スマホのマウスとハードウェアキーでの不足点

ただデメリット、と特記するほどではないのですが、思っていたほどに効果から上がらなかった事としては「文章の編集」でしょうか。やはり画面が小さいということで、少しでも長いテキストを書くと、テキストの全体像が捉えづらく、編集しづらいです。

文章は、後先考えずに思いつくままに書いて、最期にそれを編集するのが私のスタイルですから…。

あと、普段使っているキーボードが、かなりいいキーボードを使っていて、かつ、エディタも自分の独自の設定を行っているので、それをスマホで再現する事自体が難しい事もあります。

また、もう一つのデメリットとして、

ノートパソコンのようにキーボードと本体が固定されていないため、机の上での作業を強制される

ことがあります。ノートパソコンの場合、自分の膝の上だろうが、営業車の中だろうが、「ノートパソコンを開くことさえできれば」そこが作業スペースになりうるのに対し、スマホ+外付けキーボード+マウスでは、「固定された机」がなければキーボードとマウスでの作業ができません。

あともう一つとしてはマウスカーソルが非常に小さくパソコンのマウスの操作感覚が全く異なるということもあります。

これだけ画面が小さければ、マウスカーソルよりもフリックで使った方が早いのではないかと思うこともありますが、とはいえマウスとキーボードがあれば他のパソコンを使っているかのような操作感が再現できることは事実です。

また、それでもフリック入力「のみ」よりは、全然使いやすいのですが。

スマホに外付けキーボードとマウスを付けて使う行為は快適なブラウジング環境、メール記述環境を構築する、という意味においては非常に良いのではないかと思います。

と、ここまで、かなり褒めた記述ですが、結局はスマホですから…。

周回遅れのパソコンとしてのスマホ

もともとスマホは周回遅れの超小型パソコンとして、限界がある機材ですから、普通のスマホにプラスアルファの機能として使う、という考えであればいいかもしれません。過剰な期待は禁物です。

スマートフォンにキーボードとマウスを接続したことによって、スマートフォンがパソコン並みに使えると思うのは幻想です。スマートフォンは仕事の道具として考えれば、周回遅れのパソコンに超小型モニタを接続した存在のレベルなのですから。

結局、「情報の受信ではない」、つまり、自分で情報を発信する場合や、一定程度のデータ加工を行う際は、絶対に広い画面のモニターとと然るべき性能の本体、キーボードとマウスが必要です。

スマホへのキーボードとマウスの接続は、「無いよりは絶対に良いが、パソコンには絶対にかなわない」のが事実でしょうか。

そもそも、スマホにハードウェアキーボードとマウスを接続する行為、スマホ本体以外に何点もの付属品を持ち運びする行為、それ自体が面倒に思えてしまいます。

とはいえ、スマホ単体よりは絶対的に「マシ」なブラウジング、メーラー環境を作ることができるのは事実ですから、保険的に営業車に外付けキーボードと外付けマウスを放り込んでおくのはアリ、かもしれません。

私の個人的には「無いよりはあった方がいい」的なガジェットでした。

追記

結局、スマホはかなり限界があるため、「外出専用ノートPC」を購入し(正確には会社に購入してもらい)、使用しています。とはいえPCの本体の中にノートを残さない運用も、それはそれでまたコツが必要であったりもするのですが。

また、ある程度ハイスペックなPCを選択しておくことによって、「いざという場合、データさえ持ち出せば、社内PCと外出用PCで同様の仕事をすることができる」選択肢があるだけでも強みとなりえます。

結局、「出先であるがゆえに」、過酷な環境で仕事をせざるを得ないですし、しかも、差し迫った納期で、などの場合はノートPCしか頼る存在はありえません…。

とはいえ、「モノを限界まで使い倒す」という意味で、スマホにキーボードとマウスを付ける行為は「お遊びの延長」としては、非常に面白いとは思います。一定程度の長さのテキスト程度であればPCの代替は「不可能ではない」のですから。

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