ネット社会の近未来予測、企業に淘汰されるブロガー、書籍の復活の可能性

By | 2018年11月22日

ネットは3つの潮流に分かれていく

ネットの近未来、すなわち、5年後先程度には、以下のように分類されるのではないでしょうか。

1 企業の資本力に物を言わせた、検索クエリに獲得のための企業サイト
2 耳目を集めるための、歌舞伎者的な、もしくは、ピエロ的な行動による自称ブロガーとしてのブログサイト
3 アクセスを前提としない自分の主張のためのウェブサイト

以下に、詳細を記述します。

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1 企業の資本力に物を言わせた、検索クエリに獲得のための企業サイト

大企業が自社のために作成するアフィリエイトサイト存在は、今後、確実に増えていく事でしょう。

これまで個人のアフィリエイターやブロガーと称する者が、個人で検索結果を操作する事が「できた」事自体がおかしいな社会であった、と考える事が自然と言えるでしょう。

そこに企業が、

企業の潤沢な資金力で、自分達の物やサービスを売るためのアフィリエイトサイトを作っていく

それは自然の流れとなるでしょう。

おそらく、今後、多くの検索結果の先頭には企業が作った、モノやサービスを売るためのサイトが出現するのでしょう。

実際、現在でも書籍を検索した場合、Amazonが先頭に表示される事も多いです。

とはいえ、私は検索結果にそのような企業の集客のためのサイトが現れた場合、有無を言わさずパーソナルブロックで二度と検索結果に表れないようにしますが。

以下に、上記の3タイプの解説を行います。

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2 耳目を集めるための、歌舞伎者的な、もしくは、ピエロ的な行動による自称ブロガーとしてのブログサイト

これは、今の多くの「ブロガー」のサイトが相当するのではないでしょうか。

おそらく、今後、そのようなサイト運営はジリ貧となっていくでしょう。

なぜならば、今後、治安の悪化していく日本において、耳目を集めるためだけに自分の顔や本名をインターネット上に公開する行為は極めてリスクの多い行為であると思わざるを得ません。

また、特にそれが女性であった場合、さまざまな被害が実際に生ずるかも知れません。

また、痛ましい事件として知られる、HAGEX氏の事件なども実際に生じています。

とはいえ、現実的には、上記に書いたような企業による検索結果の独占に淘汰される現実が到来し、金ありきでウェブサイトを運営しようとする個人ブロガーは中長期的に、おそらく10年以内には「割にあわず」、自然淘汰されてゆくのではないか、と考えます。

3 アクセスを前提としない自分の主張のためのウェブサイト

手前味噌となりかねない議論ですが、私のようなこのウェブサイト「警鐘と現象」のような、社会問題を論じるサイトが将来的には、「結果的に強くなる」のではないか、と考えます。

すなわち、「このサイト自体が強くなる」のではなく、それらの企業サイトや、個人ブロガーが「書けない」話題を、政治的なウェブサイトでは書く事ができます。

すなわち、他の相手が書く事ができない事を書く事によって、それらニッチな検索結果を得る事ができるのではないか、と考えます。

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別の視点として

現在ではインターネットの検索エンジンが、ウェブサイトの文脈を一定程度は理解する状態となっている、と私は考えます。

そのような中で、それらの悪評を打ち消すがために、企業やブロガーが、無理やり不自然な日本語で打ち消すような記事を作ったところで、それは検索結果の上位には出るのは難しいでしょう。

また、検索結果のブロック、すなわち、パーソナルブロックなどの周知が進み、「検索の個人別の結果」がより具体的なものともなるのでしょう。

どちらにせよ、現在の小銭目的のアフィリエイトサイト自体が、排斥される時代となるでしょう。

現実的に、現在のAIなどの言語理解能力をもってすれば、アフィリエイトを人工的に合成して作り出すことは可能でしょうし、逆に、それらのサイトを検知することも可能でしょう。

つまり、ネットは企業による、カネカネカネ、そして、すこしのオピニオン、という状況になるのではないでしょうか。 ただ、それは現在でも個人がカネカネ言っているだけなのですが。

結果的にインターネットの信頼性は失われたと考える

もしくは、インターネットのテレビ化とも言えるでしょう。

結局、インターネットとは、誰が書いたかわからない、そして、書かれていることが本当に事実かどうかも分からない、そんな媒体である事が、再び認識される時期が迫っているのではないか、と考えます。

結局そうなると、ネットによって駆逐されてきた、書店、本に対し、一定程度の信頼と、それに伴う消費が戻るのではないか、と考えます。

それはCDによって、絶滅したかと思われたレコードが、一定程度、復興しているのと同じように、です。

とはいえ、日本語は、「わずか」一億三千万人「しか」使用する事のない独自の島国言語である事も忘れてはなりません。

英語を話すであれば英語が母国語ではなく第二言語として使用する人口を深め含めればおそらく十億人は下回らない使用人数となるでしょう。

そのような中で、今後、人口が減少していく言語に対し、果たしてコンテンツが豊かになるのか? と考えた場合、新刊ではなく、これまで「紙」として出版された本をレガシー的に、電子書籍などで復刊し、有難がる、という状況に陥るのが現実的かもしれませんが。

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