
ネット上でブログなどが一番わかりやすいのですが、「自分のブログは月に何万アクセスがある」などと謳っているサイトが多数ありますが、これらのサイトについて、私は眉唾物として考えています。なぜ、そのように数字を膨らませる必要があるのか、以下に記述します。
まず一つ考えられるのは、いわゆる情報商材もしくは、セミナーなどと言われる課金コンテンツを売るための売り文句です。自分はこんなに儲かった、アクセスがあると謳う事によって、顧客を取り込む事ができる、また、アフィリエイトなどの間接的な収入を得るためです。
自分は全然儲かっていないけれど、この商品をおすすめします、もしくは、このサービスをお勧めします、と言ったところで全く自分の収入には結びつではないのですから。
ネット上での自分のプライドを保つための別の人格としての数値
ネットは匿名で書く事ができます。そのため自分の弱い面を隠そうとする、それは誰しもが持っている心理的な部分だと思うのですが、それがより強調された形として数字に現れるのではないでしょうか。
つまり、自分の本来の弱さをさらけ出したくない、そんな弱い心の自己補正の形としての威勢の良い数字という形になるのではないでしょうか。
良い数字を出す事によるリピーターの獲得
これが一番現実的な方法でしょか。「自分は株をやっているが常に負けまくっています」と書いても、それではリピーターは獲得できないでしょう。
自分はこんなに儲かっている、こんな手段の方法で勝っている、と、景気のいい話をする事によって、リピーターを獲得する事ができ、そのリピーターは結果として情報商材やアフィリエイト収入、広告収入に結びつくのですから。
インターネット上の数字は全くあてにならない
これらの威勢のいい数字を述べるブロガー達は、大抵スクリーンキャプチャーをブログに貼り付けているのですが、スクリーンキャプチャの数字のは、ウェブブラウザの画面を貼り付けたもので、ウェブブラウザの数字とは、いくらでも改変可能です。googleのchromeなどであれば、開発機能を使ってコンテンツ内の数字を書き換える事ができます。
それをスクリーンキャプチャをしトリミングをする事によって、あたかも本物の数字であるかのように見せる事は簡単に可能です。
また、中には、「これがXXに出した書類だ」などと称する者もいますが、その書類にしたところで、原本のスキャナを取り、その数字を書き換える操作は可能です。
もちろん、それは個人では難しいかも知れません。しかし、現在はphotoshopなどのしかるべき技術を持った者はクラウドでの単発の仕事を募集するサイトなどで、極めて小さい単位で仕事を集める事ができますから、そのような者達に自分の書類の書き換え依頼すれば、現実的にそれらの数字を書き換える事は可能です。
また、別にそれは公的な書類を書き換えたとして、公的な役所など提出しないのであれば、直接的には罪にはあたらないでしょう。もちろん、その「書類」を使って事実の認識をさせる行為、すなわち行為としての優良誤認には抵触する可能性はありますが、それには書き換えをしたオペレータ本人には罪を問われないのですから。
ウェブの数字は嘘と見るべき
web上に存在する儲け話系の数字は、すべて眉唾物として見るのが一番いいのかも知れません。
詐欺師はウソと本当の事を巧みに混ぜて、人を騙すといいます。もちろん、web上に存在するカネの話題の全て嘘であるとは言いません。しかし、webとは悪意がある者が観覧者を騙そうとすれば、ありとあらゆる手段が村在するメディアです。
そのようなメディアを信頼する事自体が、根本として間違っているのではないか、と私は思わざるを得ません。つまり、ブロガーの言う、威勢のいい数字などは話半分に聞いておけば良いのです。
![]() ![]() ![]() |