
既成政党の限界
別に私は議会制民主主義や資本主義を否定するつもりは全くありません。それは予めお伝えしておきます。
私はこのブログで、かなり社会問題について書いているのすけど、本来こういう事は税金で飯を食っている政治家が取り上げるべき事象なのですが。
それができてないから私がこうやってブログで書いている。社会は明らかにおかしな悪い方向に向かっていると感じざるを得ません。
立憲民主党、民進党支持ではないリベラリストとして
私は一応このブログではリベラルという立場で自称していますが、では私は立憲民政党や民進党の支持者か、と言うと全然そんな事はありません。
結局、それらの政党とは大規模労働組合の連合が実権を握る、正社員の権利を擁護するだけの政党であると私は考えています。
正社員の権利を擁護する、といいつつ、先に吹き荒れたリストラでは正社員を守る事ができていない体たらくですが。
彼らが本当に守っていると言えば公務員ぐらいのものでしょか。
本来、リベラルと称する者が行うべき事とは、非正規労働者を守ることをまず第一にするべきではないでしょうか。
確かに自分たちの支援団体である労働組合を優遇することによって自分たちの政権基盤、自分たちの集票行動より確かなものする事については理解しえます。
しかし、それは単なる自分たちの延命措置にすぎない行動ではないのかと見えざるを得ません。
私は地方公務員の賃下げをこのブログて徹底的に訴えていますが、その意味では、民進党とはある部分では市民にとっての敵、という考えもできます。
共産党や社会党は古すぎる
私は政策に応じて連帯する政党とは、必ずしも一つではなくても良いという考えはあるのですが、では共産党や社会党、新社会党の支持か、といえば、違います。
私はこのブログのエントリの一番先頭にも書いている通り、議会制民主主義と資本主義を肯定します。
ただ、そこに起こっている問題については、それは現状のシステムの枠内で改良をし、良い方向に向かわせましょう、ということです。
実際のところ、共産党や社会民主党偽ところでいわゆるゴリゴリの共産主義は社会主義という考え方ではなく、実質的には社会民主主義的な社会の構成を目指そうとしているとは私は見えてしまいますが
もちろんそれについて純粋な左翼を含めた意味での多様な議論としての意味づけであれば理解はしますが。
問題外の自民党
言うまでもありませんが、自民党や公明党そして維新の会などはアメリカの主義主張をゴリ押しし、利権と金の世界で政治を行う事によって自分たちが甘い汁をすること自体が目的化している存在にすぎません。
また、最近における安倍首相周辺の森友学園、加計学園に見る、忖度政治。これらは日本の政治劣化の象徴とも言えるような状況かもしれません。
なぜマトモな政党が出てこないのか
では、なぜまともな政党が出てこないのか、その話をすると、それについて政治学者は色々と御託を並べるのでしょうが、私からを言わせてみれば
国民政治とは誰かがしてくれるものと思っているのではないか
と疑問を投げかけたいのです。
例えばサービス残業がありますが、サービス残業じゃなくて犯罪でしょう。企業犯罪です。
また話は少し変わりますが教育現場における教師の暴力これもお願い顔に今日子たちは懲戒免職になることなく減給などの寛大な措置によってのうのうと教職を続けることができるのです。
それを放置している社会、それどころか、「高度プロフェッショナル制度」によって、サービス残業合法化しましょう、とさえ主張していますが、本来、立憲民政党や民進党はこれについて徹底的な国民への宣伝を行わないとならないにもかかわらず、全くそれができてない。
共産党や社会党、それらは一定程度の実効的な行動をしますが、それは自分たちの政治的組織に人を加入させたい、という思惑が根底であり、社会問題はその目的のために利用されているような気がしてなりません。
今の世の中日本において正義を求めるための政党が具体的な政治的影響力を持った状況としては存在していないのではないかと思うのです。
政治において、そこに存在するもの、それは党利党略と自らの組織の拡大、もうそれだけでしょう。
それがインターネットが出てきて、もう20年近くが経とうとしている中、インターネットでの政治的な思考が活発化するどころか、ネット右翼という、差別と排外主義にまみれた存在すら無視できない状態になりつつあります。
もう少し国民は政治の根本について、不信感の目で見るべき時期に来ているのではないでしょうか。
もちろん中に、は心ある政治家も存在するでしょう。しかし現在の社会状況において、あまりにも政治の活力が失われているのが事実ではないでしょうか。
そのためには国民が政治を監視し、政治とは誰かにお任せするものではない、という考え方を一人一人が改めて実感するべきではないでしょうか。
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