政治家の靖国神社参拝に反対する 人気取りで参拝を行う者は有事の覚悟はあるか?

By | 2016年10月18日
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靖国神社の政治家の参拝に反対する理由

先の対戦における一番有名な戦術として、特攻による若者の死、などがありますが、私は彼に対する冒涜のつもりは全くありません。むしろ彼らは、この国の誤った指導者たちによる究極の被害者であり、二度と彼らのような被害者を出してはならないですし、また彼らに対して国家が哀悼の意を表するのは当然の責務であると考えます。

しかし、それと靖国神社については問題が全く異なります。

そもそも靖国神社は戦争当時の国家神道に基づく施設あり、先の大戦で戦死させられた場合、靖国神社に祀る行為を当時の軍国日本が国家的スローガンとして行なってきたことです。

しかし、現代では靖国神社は単なるいち宗教法人に過ぎません。

現代の宗教法人靖国神社に対し、政治家が参拝するというのは一体どのようなアナクロニズムなのでしょうか。

確かに、先の戦争で殺された被害者に対して国家が敬意を評するのは当然のことですし、特に政治家は当然のことです。

では、なぜ靖国神社に行くのか?なぜ、戦争当時から継続する、しかも軍国日本がプロパガンダとして利用していた靖国神社に参拝するのは意味が通りません。

それは国外で例えれば、ヒトラーが作ったユダヤ人虐殺施設にドイツの政治家が毎年、ナチス突撃隊の追悼に行ってるようなものです。

つまり、靖国神社に参拝することは当時の軍国日本の体制を肯定する行為に他なりません。それを右派は戦争被害者が靖国神社に祀られているという事実の一点のみを強調し、その背景にある歴史的な問題が全く直視しようとしていません。

本来あるべき国家としての戦争被害者に対する哀悼の意のあり方

本来、国家として哀悼の意を表すのであれば、日本国が戦争被害者に対する国立墓地などを作り、そこに参拝すれば良いことです。何も軍国日本から存在する靖国神社に行く必要に行く必要などは全くありません。

靖国に参拝する事を賛同するものたち

以下にリンクを貼ります。

右派(愛国者、右翼)の有名人一覧表

かなり有名どころの人々が、靖国神社へ賛成しているのですが、この人たちは本当に歴史的経緯を理解して発言しているのでしょうか。

確かに靖国神社に参拝する行為は右派的な人々からすれば、非常に好感を持たれる行為かもしれません。しかし、それは常識的な歴史観を持つ者ものからすれば、まさに戦争被害者をいまだに軍国史観を用いて冒涜する行為に他なりません。

無責任の極地としての特攻隊の若者への死の強要

先の戦争において百田尚樹などが狂気の戦術も言える特別攻撃隊による若者への死の強制を賛美していますが、ではその特攻隊を計画した責任者は一体どうなったか、ご存知でしょうか?

特攻隊指示者で戦後逃げて生き延びたのは誰

A級戦犯として死刑になったのか?

遺族の怨恨によって殺されたのか?

違うのです。

特攻の責任者はその多くは極めて無責任な者たちです。おかしいと思いませんか?なぜ、こんな馬鹿げた事実を右派は主張しないのでしょう?特攻の責任者はのうのうと生き延びました、と。

そのような歴史的経緯を分かって、それでもなお、靖国神社参拝するのであれば、当然、彼らは次に戦争が起こった時には、真っ先に戦争に志願し、戦線の最前線に行くのでしょう。

靖国を賛美するものたちへの覚悟を問う

例えば特攻はゼロ戦による飛行機の方法が有名ですが 大量の爆弾を背負い、敵の戦車を突っ込んでいく陸上特攻、なる狂気じみた戦法が実際に先の大戦で行われていました。これならば、お年寄りの政治家でも大丈夫ですね。その戦法で華々しく玉砕してください

また、靖国神社に嬉しそうに参拝する女性の皆さん。あなた方は次の戦争が起こった時は、当然、従軍慰安婦として戦地の兵士を慰めるのですよね? 当然ですよね。

現在、問題となっている韓国人従軍慰安婦、これはいわゆる「人買い」によって連れてこられた韓国の女性が存在することによって、現在でもその問題が感情問題として解決していませんが、今、靖国神社参拝している女性の皆さん、あなた方が慰安婦として次の戦争において戦地に行けば、次の従軍慰安婦野問題など何一つ起こりません。

次の戦争での「従軍慰安婦」は靖国に参拝する政治家の娘や孫娘を任務につければ良いですね。彼らは「軍国日本」の体制を賛美しているのですから、当然の行動でしょう。

政治家の靖国神社への参拝 まとめ

まさか、目先の人気取りの為に靖国神社に行っているのではありませんよね?

靖国神社に行き、軍国日本の体制を賛美するそれは、当然後起こりうる国際的紛争、戦争において、自らの活動を約束するものですよね?

言動と行動の一致、それが政治家の大前提ですが、まさか都合のいい時だけ愛国気取りと言うのはやめてください。

右派であれ、左派であれ、思想と言論は尊重されるべきです。しかし、国民の血税によって飯を「食わさせていただいている」政治家が、靖国神社に行くのであればそれは、当然、永遠に記録されるべき事であり、今後、起こりうる有事の際には彼らに自らの主張に基づく当然の行動をさせるのが筋であると私は考えています。まずは隗より始めよ。

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