貧困問題の簡単な解決方法としての読書の勧め もしくは貧困と知性の関係

By | 2016年11月22日
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庶民が貧困に陥りつつある日本という国

現在、貧困家庭が大幅に増えていますが、これは言うまでもなく所得の再配分に対する為政者の不作為以外の何物でもありません。

それについて国民は当然、為政者に対し責任を追求するのがしかるべき姿なのですが、現在の政治に対する無関心もしくは政治に対する諦めは極めて深刻なレベルで、この国を覆い隠す深刻な影として表れています。

貧困である状態は必ずしも自分の責任だけではありません。

よく聞かれる「自己責任」という言葉、それは為政者の責任放棄に他なりません。しかも、その「自己責任」を貧困に陥っている者たち自身が、それをあきらめて受け入れている、それ自体が非常に深刻な問題を後世に残していくものではないかと考えます。

なぜ自分が貧困となっている状態に対し怒らないのか、なぜ貧困に対し、為政者怒りを思わないのか、なぜ社会に対し怒りを思わないのか、その原因とは、知識もしくは社会に対する視点の欠如があります。

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スマートフォンは為政者にとってこの上ない洗脳ツールである

例えば高校生について、今から数十年ほど前の安保闘争と言われる時代には高校生であっても普通に政治の議論をするのが当たり前でした。そして、自分がいかにして生きるべきか、という先進国として当たり前の議論がなされていました。それが今の社会ではどうでしょうか。

iPhoneやandroidのスマホ、それらはパソコンの出来そこないであるスマートフォンを持ち、そこでLINEやtwitterやsnsでリア充自慢をし、そして文章もろくに読ます、読むものといえばlineやtwitterの短文だけ、最近ではその文章を読むことすら放棄し、そしてインスタグラム写真やyoutubeの動画に逃げようとしている。

それはまさしく為政者の思う壺です、なぜならば、彼らからしてみれば国民など、税金を吸い取るための媒体にすぎないのでしょう、国民が何も考えずに目の前の享楽に溺れていてくれれば、全く自分たちの地位は安泰となるわけです。

つまり知識、もしくは知恵の不足が現在の貧困もしくは社会問題の根底にあると私は考えます。

スマートフォンではなく本を手にしよう

今すぐできることとして、スマートフォンに月に何千円金を払うのであれば、そんなスマートフォンは格安SIMに変えてしまいましょう。そうすると月に数千円で契約を完結することはできます。そして電話はガラケーに変えてしまい、その浮いたお金で本を買うことです。本を買って読みましょう。新書本を読みましょう。文章を読みましょう。そして自分で考えましょう。

月数千円のお金を使って本を読むことによって、自分から考える糧とすることができます。何もそれはいわゆる本屋に行かずとも、ブックオフなどの108円もしくは200円で本を売っている新古書店で、そしてそこで漫画以外の本を買って自分で考えるという行為で全然いいと思います。

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貧困を肯定する政治家にとって国民に考えられることが一番怖い

現在の貧困政治を推し進める政治家からすると一番怖いことは、国民に、今の社会についてじっくりと考えられる事です。しかも、その考えるとは、為政者が押し付けた、安保法制や、さもすれば「隣国が攻めてくる」もしくは「自己責任論」などという為政者にとっての都合の良い議論ではなく、貧困に陥った、もしくはそうなりそうな人々が、自分たちがなぜそのような状態に置かれてしまっているのか、という根本的な問題を考える事です。

人々が書籍を読み、そして議論し、自分たちで考えるようになった時、それは為政者の欺瞞と怠慢が恐怖に変わる時です。

貧困が蔓延する国のほんの少しだけの希望

ありがたい事に、この国ではまだ千円札を握りしめてブックオフなどの新古本屋に行けば何冊も本を買うことができます。そして、その1000円で1週間くらいは知性というエンターテイメントに浸ることができます。

その状況は、現在の貧困進行している社会において、唯一の救いと言える状況かもしれません。

貧困は書籍によって考えること、問題の根本を知ることによって対策をとれる

自分の置かれている状況、特にそれが経済的な問題である場合、このwebサイトのたどり着いた人々対して訴えたいと思います。本を読んで下さい。なぜ自分がそのような状況に置かれているのか、それをそれに対する答えは自分で考えることしかありません。読書と自ら考えることこそが自らの人生を救います。

もちろん、言うまでもありませんが、本を読むと言っても、ネット右翼系の本や、隣国を罵倒するような本とは、それはさらに人生を悪化させるだけの本ですが。

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