
インターネットでの儲け話は、ほぼ嘘
インターネット見ていると、「儲かった儲かった」と自称する者達や、「この情報商材を買う事によって儲ける事ができる」などと称する、これまでのメディアでは存在し得なかったような人々を目にする事ができます。
また、分かりやすい点では、それらの「儲かった」と称するするブログは、多くの場合、メールマガジンの発行、または連絡をください、などメールフォームなどが設定されている事が多々あります。
もちろん、私はそれらの存在について一切の肯定はしませんし、それはインターネット上の信用性を失墜させる存在であると考えています。
インターネット空間での特性を利用する詐欺師
インターネット空間において、なぜ怪しげな情報商材が多数放置されているのか。それはインターネットが非対面の空間だからこそ起こりうる現象ではないのかと思ってしまうのです。
実際の店舗の場合、販売する者がいます。そこには人間と人間との実際のコミュニケーションがあり、多くの場合は、怪しげな者について、それを直感的に何か感じとるのでしょう。
それに対しインターネット空間では、文書または動画などを使って、伝える側が一方的にメッセージを伝える、それに対しメールフォームの質問をできる場合も、おそらくは事前に用意されたテンプレートなどを使って答えを用意しているのでしょう。
また、これまでの紙媒体での怪しげな開運グッズなどと全く異なる点として、インターネットの、それらの商材サービスは発言者が無限に饒舌な発信を行う事ができる点です。
何人かでチームを組み、まるでそれらの者達が別々の者であるかの様に、あるサービスや商品を褒め称え、販売に導こうとする、つまり、大掛かりなサクラ行為をインターネット上では比較的簡単に行う事ができます。
また、これはヤフーのニュースサービスでのコメント欄、すなわちヤフコメなどでも言われる事ですが、何人、もしくは数人の者が複数のアカウントを取得する事によって、さも大多数が発言をしているかの様な偽造をする事もインターネット上では可能です。(ただし、ヤフコメでは現在は対策がされているようですが)
つまり、インターネット上で流される情報とは、それは確実性という意味において、これまでのメディアから見ると格段に信頼性の低いものであると考えることが出来ます。
もちろん、これまでもテレビなどにおいて、人工的に作られたブームは存在しましたが、それに対しインターネットで作られた「ブーム」はテレビよりも、はるかに法的整合性の敷居が低く、また、怪しげな集団などが金儲けをしようとする事について、意識をむき出しているものでしょう。
つまり、インターネット空間は詐欺師もしくは悪意を抱く者にとっては対象を囲い込む事ができる点において、これまでの媒体とは全く異なる非常にカモを得やすい媒体と言えるのではないでしょうか。
もちろんこれまでマルチ商法やネズミ講まがいの行為を行うものは常に世の中に存在してきました。しかし、それはリアルの人脈を使って行われていた事であり、それは比較的、まっとうな生き方をしている人にとっては、視野に入り難い存在でした。
しかし、それがインターネットの存在のおかげで、比較的誰でもそれらの情報を目にする事になります。
インターネットでの悪意とカモ
つまり、インターネットにおける儲け話とは、ほぼ確実に悪意を持った者達が行っている行為です。しかも、彼らは自分達の信用性を増すためにあらゆる工作を行い、自分達はインターネットを使うからこそお金儲けが出来るのだ、と論点をずらすのです。
世の中、誰でもが儲ける事のできるうまい話などありません。それをインターネット媒体を利用し、より多くのカモを漁ろうとしている者達がインターネット上にはうごめいている事になります。
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