縮小する社会の辿り着く場所と変化を恐れる国民、手遅れになりつつある社会

By | 2017年11月9日
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縮小する社会と従来のシステムへの回帰

縮小する社会社会とは日本国は封建制の生徒に限りなく近づいているのではないかと考えざるを得ません。

島国という特殊な地理的条件は敗戦後アメリカによって、もたらされた民主的憲法のもとにありながら、あたかも軍隊であるかのような企業と人々の関係を作り出し、それを利用した大量生産によって製造業は繁栄しました。

しかし、それらの大量生産の製造による貿易の強みは、現在では全てアジアの諸外国に奪いさられ、本来であればその製造業の先にあるべきソフトウェア産業に対しては何らその存在感を国際社会で示す事はできていません。

ちなみに外国人観光客をチヤホヤともてはやす姿は、内需の消滅を言い換えたに過ぎません。

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なぜ日本は没落したのか

その原因として製造業に特化したイエスマンとしての存在を作るための教育制度も問題としてあるでしょうし、また、製造業があまりにも上手く行き過ぎため、そこに利権を求める国や政治家達によって、それらの制度が固定化され、天下り団体など作られ、がんじがらめの制度となってしまっている状況でしょう。

日本の将来的にたどり着く社会とは、極めて封建的な、東洋の片隅にある島国になるのではないでしょうか。

それは現在の政治を見れば明らかです。ほとんど行われない政権交代、親の七光りによる政治家達。政治大胆な改革をする事ができず旧来以前とした体制を引きずる行政や立法。裁判官の国民審査に見るように形骸化した、「お上」の意向を最大限に尊重するシステム。

それらを何ら変える事のできないまま、それどころか国民は今現在の為政者に対し信任投票を行う行動すら今回の選挙で行いました。

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将来的に生じ得る最悪のシナリオとして

将来的には中国の経済的な台頭によって日本が中国の経済圏に飲み込まれる可能性があるかも知れません。また、それを阻止せんとするアメリカとの代理戦争形になりうる可能性も否定はできないでしょう。

封建制への回帰を目指そうとする者と、隣国における大国の台頭、それらの奇妙な条件において戦争や大量破壊兵器の第三国から使用される、などの最悪のシナリオは十二分にあり得る事かも知れません。

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変化を恐れる国民のとった選択

無論そのような最悪のシナリオを避けるためには知性を持った政治による問題の解決が必要ですが、国民は今回の選挙を見ても分かる通り、どうやら、そんな少し先の問題は何ら認識せず、ひたすら現在の「安定した」社会を求めているのでしょう。

つまりこの国は敗戦後におけるアメリカの庇護下、つまりアメリカの同盟国としての存在に頼り切り、自分の頭で考えることを放棄してきたのです。

今回の選挙でその現状を肯定した事は、もはや国民たちは自分達では何も変わろうとしない、それを拒否する、その意思表明としての選挙でした。

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