企業を雇用主として信用してはならない 会社という幻想を放棄せよ

By | 2016年12月28日
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会社幻想に惑わされすぎて

結論から先に書くと、例えば株式会社で、どんなに大きい企業にであっても、小さい企業であっても、もしくは自営であっても、明日の保証など、どこにもありません。

今の就活世代は、いい会社に入れば良い人生が送れる、未だにそんな幻想を抱いているように見えます。

そんな幻想を振り払うには、会社とは何か、という根本的な部分を見つめなおす必要があります。

会社はあなたを守ってくれませんし、社会もあなたは守ってくれません。今後の社会において自分で自分を守る、そのためにまず企業に対する、適切なものの見方を身につけるべきです。

会社っていったい何でしょう

株式会社というものがありますが、この株式会社とは、あくまでの企業形態の一つであって、別に株式会社という形態は「倒産しないとの保証」であるわけでもありませんし、ましてや給料が毎月支払われる補償でもありません。

では株式会社とはなにか、と言うと株式を発行する書類上の手続きの一種に過ぎません。また、株式会社は資本金1円からでも作ることができます。もっとも、実際の手続きには数十万円程度は必要ですが。

では、なぜ株式会社にするのか、それは企業間取引での信用、もしくは顧客に対する信用の保持などのために株式会社会を作ります。よって、例えば株式会社以外の合同会社や合資会社、もしくは何々商店、などの個人事業主もあります。例えば八百屋や金物屋やこれは会社名ではなく屋号です。

もちろん、株式会社として、大きくなればなるほど社会的信用力は大きくなっていきますし、また企業の大きさによるスケールメリットなども発生します。スケールメリットが発生すると、小さな企業では取れないような大きな仕事も取れるようになります。また従業員も多く比較的経営が安定しやすいものも事実です。

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会社幻想の社会もしくは役職に応じた振る舞い

大きな会社に入って、上司にペコペコするのが理想であるかのようになっている日本なのですが、結局上司にしても、それは企業の株主からの雇われにすぎませんし、社長や部長にしたところで、結局雇われであることが多々あります。ただ、これは中小企業の場合は社長や取締役はすべて身内で占めていたりすることもあるのですが。

つまり会社という形態、それが例えば社員がいて係長がいて課長がいて部長がいて、そういった会社の中で行われている会社のしきたり、そういったものについて皆あまりにも疑問を抱かなさなさすぎるのではないか、と思うわけです。

結局、どんな企業も、それはお金を儲けるための営利集団に過ぎませんし、企業が金を儲ける、そして利益を出すためには、極端な例としては、業員が働いた分の賃金を払わなければ良いだけです。それが今問題となっているサービス残業と過労死につながるのですが。

企業はあくまでも営利集団に過ぎません。その一つの形態として株式会社があります。企業にとって、従業員は金を儲けるための手段として雇っているにすぎません。大きい企業であれ小さい企業であれ、その本質は同じです。

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この国は働くものを見殺しにする

ただ、問題なのが、大きな企業であれ、小さな企業であれ、サービス残業したとしてもなんら社会的に問題にされないこと。たとえそれが過労死で人を殺したとしても、それで刑事罰に問われない、そんな大問題が常に存在しているわけです。

そう考えると、この日本では企業や雇用側に対して非常に甘く、そこで働く従業員に対し過労死で死のうがサービス残業をさせられようが、見殺しにしている国なのですから、自分の働きが報われない企業であれば、それはその企業を辞める選択も視野に入れるべきです。

確かに大きな企業に入って、そしてサービス残業もなく過ごせるのが一番良い人生なのかもしれませんが、そういうことはほぼあり得ないです。この国は。

企業は働く者が使うための考え方

企業に対し、自分をどのように魅力的に見せるか、客観的に自分の立ち位置を考えながら働き、そして過労死をさせられそうになったら、とっとと辞めて、サービス残業代を請求する。

もし辞めるにしても、一定程度の期間は生活を維持できる生活形態、例えば夫婦であれば共働きをしていて、一定の期間をしのげる体制など、生活そのものに対して自衛的な考えを持って社会は生きるべきでしょう。

会社とは、誰かが金を儲けるための手段です。

働いている社員は、雇われであれば、社長を含め全員が金を稼ぐための手段のコマでしかありません。

意識高い系だか何だか知りませんが、確かに自分のスキルと経験を伸ばすことは大切です。しかし、それは自分の転職しやすさ、もしくは自分が生き延びるために働いている大前提を忘れると、会社に利用され、過労死させられかねません。

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