SDカードのデータは復元不可能に壊れる SDカードを信用してはならない理由

By | 2019年6月18日

SDカードのデータは消えます。

私の仕事で、ある重要な書類をSDカードに入れていたのですが、それが消えてしまい非常に青くなった経験があります。

結局、その時はサーバに保存してたログから復元して事なきを得たのですが、そもそもSDカードを信用する時点で、技術職として「いかがなものか」ですよね…。

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SDカードの記憶原理およびその問題

SDカードとは、静電気によって設定のオンオフを切り替え、その結果として記憶を保持するメディアです。

それは一応は物理的な記憶によって記憶が保持されている、と考えることもできますが、その物理的な記憶の電気的安定性が非常に悪いです。

また、更に恐ろしいことに、動作原理的に、一定時間電気を通電しないと記憶が失われてしまう、という恐ろしい特性もあります。

ちなみに私は仕事でタブレットをなどを使うことがあるのですが、このタブレットのSDカードがよく壊れるます。壊れることが分かっているため、データはサーバーのものがメインであり、あくまでもこのタブレットのデータは予備的なコピーであるという認識で使っています。

SDカードのもう一つの危険性としてその小ささ

あと、私はUSBメモリでも突然、USBメモリの読み込みができない、などの悲惨な目にあったことがあるのですが、一定の大きさを持つUSBメモリーでさえそのような事故が起こりうるにもかかわらず、マイクロSDカードなどをスマートフォンやタブレットから外した状態で保管し、それが紛失すると、さらに最悪な状況に陥るような気がしてなりません。

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SDカードの利便性とその重大な問題

今のスマートフォンやタブレット型PCなどについて、そのほとんどがSDカードを使用していますが、これは非常に恐ろしいことだと思います。

SDカードの壊れ方の特徴として、ある日、突然、何の前触れもなくデータを読み出せなくなる、もしくはアクセスができなくなる症状が出ます。それは、たとえそれまで全く何の問題なく動作していたとしても、です。

しかも、SDカードが壊れた場合、復元が不可能であることがほとんどです。

確かに記憶メディアとしてSDカードは小型軽量、また低消費電力である利点は大いに理解できるのですが、しかし、その不安定さは、それらの利点を打ち消すレベルで非常に問題のある部分なのではないでしょうか。

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SDカードを使用して後悔しないために

SDカードの使用時のデータ保護対策は必須と言えるでしょう

根本的にはSDカードに保存したデータは二重バックアップを取る事「しか」ない、と思います。SDカード上のデータは少なくともハードディスクドライブの中に入れる、などの対策を取るべきです。

また、テキストなど容量が小さいデータの場合、今流行りのクラウドメディアを使っても良いかもしれません。私の場合、クラウドが信用出来ないのでメールを使うのですが…。

また、そもそもとして、SDカードは「信用し得ないストレージ」とみなし、コピーした情報しか置かない、絶対にスマートフォンやタブレットから取り外した状態では放置しない、もしくは究極的にはスマートフォンやタブレットから取り外し、その欲しいカードを決断使う用途がなくなったのであればであれば、破壊物理的な破壊をする、などの対策をとるべきでしょう。

SDカードで悲劇を招かないために

SDカードは1000円以下で購入できるのですから、それによってデータの消失や流出という最悪の状況を迎えないためには、基本的にはSDカードは信用しない。そして可能な限り使わないという考え方が最も良いのかもしれません。

特に写真などのメディアはスピンドルメディア、すなわちCDRやDVDRにバックアップを取る、金銭的余裕があるならば、紙メディアに印刷し、保存するなどを行うべきでしょう。

過去の記憶が消えていくSDメディア

スマートフォンは写真を撮影するために、20世紀から用いられてきたフィルムカメラを代替した物としての役目をしていますが、しかし、SDカードにたくさんの画像が入ることを信用していると、いつかその情報が全て消えてしまう、ということです。

特に、高齢者向けの「らくらくフォン」など、ITリテラシーの強くない人に向けて発売されているスマートフォンなどでは、バックアップを取らずにひたすらSDカードに写真データを溜め込む傾向が強いと思うのですが、そのような方に向けて「SDカードは必ず消える、絶対に消える」ことを周知徹底してゆく必要があるのではないでしょうか。

そのようなITリテラシーが高くない人に向けては、SDカードに一定程度の写真データが蓄積されれば、それを紙出力、もしくはDVDなどに書き出すことを周知徹底すべきです。

別に、メモなどの、どうでもいいテキストデータは消えてもいいのですが、SDカードの中に自分の家族との思い出の写真を入れておいた場合、それが数年後に全て消えているのは本当に悲劇です。

SDカード販売にはそのデメリットを必ず表記すべきだ

SDカードは街のコンビニでも売っていますが、それらの販売においてSDカードのデメリットのは全く書かれてません。

これは明らかに販売側のモラルの問題と言えるでしょう。

確かに一つのメーカーだけがSDカードについての注意喚起を書く事は非常に難しいことですが、少なくとも何らかの国際社会のガイドラインによってSDカードの危険性を絶対にメディアのパッケージに書くことを義務付けてもいいのではないか、と考えます。

記憶には金銭的な保証すら難しい場合が多々あるのですから、せめて製造者として、使用におけるリスクを周知徹底することは最低限のモラルだと思うのですが。

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