なぜ、ブロガーはウェブで社会問題を扱えないのか、その深層心理

By | 2017年8月16日
society-anger-blog

社会に怒るのは「恥ずかしい」のか?

インターネットの自称プロブロガーもしくはインフエンサーなど言われる者達は、「自分はこんなに儲かった」、「このサービスは今後より発展し、今のうちに投資しておけば、儲ける事ができる」、などといった話題を恥ずかしげもなくネット上で垂れ流しますが、そんな事を言う前に、なぜ彼らは現在の社会問題を論じる事はできないのか、と私は本当に本気で思ってしまいます。

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衰退する社会の中で、声を上げる行為

彼らの「ブロガー」と称する自己定義の最大の目的とは、インターネットを通じて自分の金儲けをし、それによって生計を立てることなのでしょう。

そのためには主義主張ではなく、いかにして金を儲けるか、金儲けのために主義主張を合わせようとする、それは具体的に言えば誰もが見ても当たり障りがない、もしくはそれは社会的な主張がない、または政治的な主張がないものとなってしまいます。

つまり、為政者などに対して、いつでも媚を売る事ができる状態を、意図的に自分の主張に色をつけない行為をしているのだと見る事ができます。

「一体何のためにお前はブロガーになったのか?」

と私は本当に思ってしまいます。それはただ単なる「インターネット芸人」ではないでしょうか。

インターネットとは匿名で、社会に対し物申す事のできるメディアであるのですから、自分がよりアクセスを集めるのであればそこに当然の社会に対する問題提起や社会的責任者が存在して然るべきだと思うのです。

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為政者に媚びを売る「保守系」サイト

また、それは必ずしも「ブロガー」だけではなく、極端な例では、いわゆるネット右翼と呼ばれる者達は、「レイシスト的な第三国の人々を罵倒するような意見」を恥ずかしげもなくインターネット上に垂れ流し、インターネットの品を今日も貶めています。

これらのレイシスト的サイトは、ほぼ間違いなく、為政者への賛美にあふれたものです。

おそらく、これらの「ネット右翼向けサイト」とは、それは主義主張ではなく、カネのためにそのような主張を行っているサイトが確実にあるのではないでしょうか。まあ、それらの思想を本気で信じているのは憐れむべきことでしょうけれど。

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インターネットが見せるこの社会の非成熟性

この国の本当の民度や政治的なリテラシーとは、インターネットを見る事によって、極めてお粗末な、もしくは、党派的色に染まったな存在であり、民主主義の非成熟性をさらけ出しています。

現実社会において日本人は「忖度」や「空気を読む」「上司の顔色を伺う」などといった行動しているのですから、せめてインターネット上ぐらいは自分の言いたい事を言いましょう。

この国を「沈没」させないためにできる事

おそらくインターネット上でそのような当たり障りがない内容な発言、もしくは為政者へのヨイショ発言を繰り返す事ができる者達は、「日本丸の乗客」なのでしょう。

言うまでもなく今この国は少子高齢化によって絶賛沈没中です。その沈没する日本丸を我がものと勘違いし、破滅へと導く無能な操縦士達をなんら非難する事なく、お客様根性で、最後まで乗っている者達なのでしょう。

「船内放送が『安全です。沈没はしていない』と言っているのだから安全」

と信じて。

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