日本が批判されると我慢ならない人々、もしくは肉屋を支持する豚どもに破壊される社会

By | 2016年8月22日
stupid-online-right-wingers

愛国心という心の拠り所

yahooニュースのコメント欄がありますが、そこで少しでも政府に批判的な意見があると途端にネット右翼が湧いてきます。見ていると興味深いですね。無論、全く彼らには賛成できませんが。

彼らは言うまでもなく
自分が日本人であることしか誇りが持てない
人々なのでしょうし、彼らは自分と自分の存在と日本政府、もしくは日本を重ね合わせて、日本が批判されれば自分が批判されたかのように勘違いをしているのでしょう。

間違った愛国心としてのネトウヨ

国籍は生まれた場所によって決まってしまいますので、何一つ努力することなく獲得できますし、しかも一応とはいえ名目上は日本は先進国ですから、それに対して一定程度の誇りを持つことは理解できます。

しかし本来、彼らの「愛国心」とは健全なものか?と問われると、それは甚だ疑問です。

例えば、自分の彼女がブランドバッグが欲しいけど、お金がないから売春をしようとしている、これをあなたは肯定できますか?

私ならDV男と罵られようが何だろうが、いかなる手段を使ってでも止めます。

今の日本を無条件に肯定するという事とは、カネ目当ての彼女の売春を見て見ぬふりしている行為と等しいと私は思います。

愛国という名の元に思考停止に陥ってしまう原因とは、「自分はそれしか誇ることができない」自身の最後の存在証明の拠り所となってしまっているのでしょう。そのため、拠り所を批判されると自分自身が批判されたかのような勘違いをしてしまう。

そして、そのような何も考えない人々を利用し、為政者は世論誘導を行おうとしているのです。

口だけは勇ましいフレーズ、第三国を罵倒する発言、為政者の無条件の肯定、国内問題の徹底的な無視、もしくは恣意的な解釈、それらの裏返しにあるものは、彼らの自信の無さと、社会からの疎外感があるのではないでしょうか。

それらの過剰な裏返し、もしくは補完としての攻撃性、かつ、無批判の「愛国」感情に陥るのでしょう。

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為政者の誤りを肯定し、推進するネトウヨ

現時点で、日本は明らかにおかしな方向に向かっている。それは選挙、罵倒、批判あらゆる手段をもって正しい方向に向けていかねばならない時期、もしくは完全に堕落するかどうかの瀬戸際にあると思うのです。

それを「愛国者」は無条件に肯定し、さらにはそれを更に悪化させるような肯定感すらを世間にばらまこうとしている。

そもそも、ネット右翼はこれまで恋愛自体をした事はないでしょうし、それ以前に誰からも愛された事がないでしょうから、そんなことを言っても無駄でしょうけど。愛するという行為を、イコールとして相手の全面肯定しか考えることができないのでしょう。

また、社会における自分自身での善悪の判断ができないからこそ、ネトウヨになっているのでしょう。

しかし、ある意味ではネトウヨたちは社会の究極の被害者とも言えます。それは、社会に阻害され、活躍の場もなく、唯一見つけた自分の存在証明が「日本国民である」という事実「だけ」なのですから。

だから、彼らは必死にその自分の唯一誇れるものを必死で「守ろう」とするのです。

私は何も愛国心や郷土愛のすべてが悪いというつもりはありません。たとえば、プロ野球やサッカーなどにおいて、自分の地元のチームを応援する、ときにはアウェイに乗り込んででも応援をする。それは健全な愛郷心であることは理解しますし、それらの行為は事実、消費による地域経済の好循環を生み出します。

しかし、現状でのネット右翼の言動を見ていると、この人々は誤りを意図的に是認する行為によって、自らの国を滅ぼそうとしているようにすら見えてしまいます。

ネット右翼とは
肉屋を支持する豚
と言われますが まさしくその通りでしょう。

豚の厩舎で買われている豚が、肉屋を褒め称え、そして肉屋の批判をするものには極度の怒りを示す。まさに、お笑いですが。

まだ豚は食肉として人間に食べられ役に立ちますが、 ネット右翼は何の役にも立たちません。

彼らはまず、「大きな問題」ではなく、自分の置かれた社会的な状況、そして、なぜそのような社会状況を、一体誰が作り出したのか、を冷静に考えるべきではないでしょうか。

つまり、ネット右翼とは、国という「大きな存在」によって、自らの境遇を考えることを放棄した事にほかなりません。

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