サマータイム制度の真意、オリンピックの錦の御旗の下の産業界の暴走

By | 2018年8月4日

サマータイム制度に反対します

オリンピックのマラソンに合わせるどいう言い訳だか知りませんが、サマータイム制度を導入しようとする者達が存在します。

私はサマータイム制度に対して絶対的に反対します。

サマータイム制度とは現在の時間を2時間ほど早く進める事による日照時間や涼しい気候の利用と言われますが、それは産業界にとって都合のよい制度であるとしか思えません。

つまり、彼の考え根底にあるものとは、サマータイム制度になれば当然朝9時から18時まで勤務した場合、まだ18時にかかわらず、日が明る。その日が明るい事によって、働く者に帰りにくくさせようとする、それは特に現代のサービス残業が見て見ぬふりをされる社会にとっては、働く者にとった非常に帰りづらくなるプレッシャー、サービス残業を「せねばらならない」要因となるのは確実でしょう。

確かにマラソンなどにおいては、異様な暑さの環境下で走る事による選手への体調の危険者は理解しえます。

しかし、そうであるならば真夏にオリンピックなどするべきではありませんし、そもそもオリンピックなど日本で開催するべきではありません。

また、どうしてもやむを得ず現在の大会でオリンピックをしたいと言うのであれば、北海道の北端の稚内市などで行えば良いのではないでしょうか。

それは日本の様々な自然環境の発展を見せる意味でも非常に良い事だと思います。

わざわざ東京でする必要などどこにもありません。

また、それは日本における同調圧力を利用した制度であると言えます。そもそもサマータイム制度を導入するなどと言うのであれば、まず現代のサービス残業が横行する労働法制を厳罰化などを導入し、それが実行的効果を持ってから行うべきです。

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サマータイム制度は日本の社会状況を破壊するかもしれない

政治家達は軽々しくサマータイム制度で時間を2時間ずらす、などと言っていますが、今このブログを見ていただいている方は、「サーバーにアクセスして」この記事を読んでいただいている事になります。

サーバーは精密に作られており、標準時間などの概念に沿ってプログラムが作られています。つまり、時間がずれるとサーバーの設定を変更する必要が生じます。

これは今インターネットのサーバーで説明しましたが、実は私は本業である技術系の仕事をしていますが、サマータイム制度が導入されれば、現場が大混乱になる事が容易に想像できます。

また、これは私の専門分野ではありませんが、労働時間などの計算においてサマータイムに導入された時の賃金計算、及びサマータイムが除外された時の賃金計算をどうするのかなども現実問題として挙げられます。

また、時間によって原材料の割合などを変更している工場などにおいては非常に大きな困難が生じるのではないでしょうか。

また、これは銀行系のシステムなどにおいても同じですし、時間を制御判断の基準として使う機械の全てに当てはまる事です。

それは我々の想像し得なかった部分で、非常に大きな影響、それは停電や銀行のATMが使え、給料計算が大幅に狂うなど、の深刻な社会影響が生ずる可能性がります。

また、同じようにGPSのとも何らかの影響を受けるかも知れません。

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錦の御旗としてのオリンピックのくだらなさ

私は決してスポーツそのものを否定するつもりはありません。

「スポーツで感動」などという陳腐な言葉には賛同しませんが、、少なくともサッカーやバスケットボール、野球などの試合を見る事の面白さについては理解はできます。

無論、この体に影響を及ぼすような暑さの中で、高校野球の児童虐待とも呼べるような状態については、全く賛同するものではありませんが。

しかし、この衰退する日本社会においてオリンピックを行う必要は、一体どこにあるのでしょうか。

そして、このサマータイムの導入の口実にされるのを見るように、オリンピックとは錦の御旗のもとに、ハコモのが大量に作られ、オリンピックの錦の御旗元にボランティアが強制されようとしているのです。

そして、挙句の果てはオリンピックの錦の御旗のもとに、サマータイム制度を導入し、働く者に負担を押し付けようとしている。

これを大政翼賛会のように思えてしまうのは私だけでしょうか。

先の1964年における東京オリンピックとは、敗戦後の焼け野原から復興する日本のエネルギーを国際的にアピールし、敗戦後の日本の発展と復興のシンボルとなり、意味ある大会であったのかも知れません。

しかし、現在の2020年における東京オリンピックとは、衰退する日本、利権のはびこる日本、為政者達の好き放題にする日本、すなわち、社会的に衰退する、衰退した日本を国際社会に見せつける、「先進国の衰退と没落の象徴」の姿、としての大会になるのかもしれません。

為政者達はアスリートファースト、などといいますが、現実のところは利権ファーストに思えてなりません。

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