
私は左翼、右翼という立場ではない
私はこのブログで私の政治的思想をリベラルと自称していますが実際のところリベラルつまり右翼でも左翼 でもない、という中立的な立場で物事を見ようと考えています。
左翼と右翼の問題点
左翼は「人間が全て平等」というファンタジーの考えのもと、人間の善意にのみ注目し、そしてそれを人類があまねく実行するものと仮定し、全ての話が進んでゆくと考えている人々でしょう。
右翼は「国家」という本来エゴにまみれたシステムを賛美し、そのシステムの「美しい」部分のみを抜き取り、物語を作ろうとしている。
右翼において三島由紀夫とはアイドル的な存在ですが、彼は「美しい」物語を右翼的視点から作り上げた作家である事が象徴的です。
右翼における感情的な問題
ちなみに、右翼は三島由紀夫を持ち上げるのであれば、彼の性癖のゲイをもっと考えるべきでしょう。彼はゲイ的な側面が作家活動開始時点から存在し、ゲイ的視点で全ての物語が作り上げられている、と考えねばならないはずです。
それが故に男は男らしく、女は女らしく書かれているのですから。
もっとも、日本の「武士道」において、ゲイ、すなわち「衆道」が普遍的に蔓延っていた事を右翼たちは意図的に無視していますね。侍ジャパンだのサムライブルーだの何かの一つ覚えのようにサムライという言葉を使っていますが、ゲイとナショナリズムは親和性が高いのでしょうか?
今求められる政治的思想とは何か
今求められるのはそれらの左翼、右翼と言った 思想的ファンタジーではなく、眼前にある社会の重大な問題、それは少子化、高齢化、人口減少、貧富の格差の拡大、など、「政治的判断」によって今すぐにでもそれを是正可能で、また、それは数十年単位の時間があれば解決できる問題です。
しかし、現在の為政者はそれをしようとしない。なぜか。彼らは自分の保有する利権を絶対に手放したくないからにすぎません。今の為政者の本音とは、自分の保有している利権とカネのためならば国家など滅んでも良い、と考えているのが本音でしょう。
為政者のカネと利権いう本音の前に、右翼も左翼も理想のファンタジックな思想を振り回すのではなく、現実的な問題と直面せよ、と為政者を罵倒することから始めるべきでしょう。
それができるのであれば、全然左翼でも右翼でもどちらでもいいと思うんですが。
結局、左翼も右翼も、自分たちの作り上げたファンタジーの中にドップリとはまり込み、現在の問題に対して現実的な対処ができなくなってしまっているのではないか、と思ってしまうのです
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