
検索結果の操作そのものがおかしい
常識的な考え方をすれば、アフィリエイトサイトが検索結果の先頭に堂々と表示されている事そのものがおかしな事ではないか、と私は思うのです。
特に最近、仮想通貨のアフィリエイト収入を狙うブロガー達によってコインチェック問題など、仮想通貨での被害が発生し、その危険性が暴露されましたが、以前、健康情報についてのアフィリエイトサイトが大幅なペナルティを食らったように、これらの仮想通貨のサイトなどについても大幅にペナルティを受けるべきではないか、と私は考えています。事実、それらのサイトによって多額の金銭的被害を受けたものたちが存在するのですから。
そのような事例を放置することはウェブ自体の信頼性を貶めることにほかなりません。
アフィリエイトありきの仮想通貨推しのサイト
仮想通貨者は、いわゆるアフィリエイト系の商材としては最も金額の大きい被害を出した商材であると私は考えています。しかし、それについて無責任に煽り立てたブロガーたちは何一つとして謝罪をしようとしない。
彼らは、多数の被害者が出たにも関わらず、ダンマリを決め込む、もしくは言い訳に徹する、そんな非常に不健全な状態としてのWebと言えるかも知れません。
そもそもSEOとは一体何なのか?とさえ思ってしまうのです。人為的に、「良いサイト」(であるとの評価)を作り出す、検索エンジンからは「良いサイト」であるかのように見せる行為が「できてしまう」、それ自体がおかしな状況なのではないでしょうか。
ただ、それらの問題は検索エンジン側の問題よりはWebを使う者のWebリテラシーの問題でもあるのですが。
つまり、ウェブで調べた事実の裏付けを、ウェブを利用した者が積極的にそれを調べようとする意識がなければ「アフィリエイター」達の思う壺となるでしょう。
余談ですが、検索エンジンに評価されるサイトとして、出典はあまり重視されていないようです。論文などであればどの論文から、何を引用したのかについては、かなり重要視されるのですが。
アフィリエイターたちの将来は暗い
最近、AIなどともてはやされますが、AIとは人間の感覚感性をシュミレートする事が可能になる進化であると私は捉えます。そのような機能が進化した場合、まず真っ先にペナルティを受けるべきはアフィリエイトサイトでしょう。
自分の利益のために、どこかのサイトで見たような知識を自分の言葉に換骨奪胎して長文サイトを作り、お仲間同士でリンクを張り合う。それは全く健全な姿ではありません。当然、それは「見る人が見れば」読むに値しないサイトであることは一目瞭然です。
人間の感情をシュミレートした検索エンジンが登場するならば、アフィリエイトサイトは当然低い評価となるでしょうし、それによってアフィリエイトサイトは駆逐されてしかるべきです。また、それを私は望みます。
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