自粛なる無言の圧力
今回のウイルス騒動で「自粛」なる言葉が非常にとり沙汰されましたが、この言葉は、単に「お願い」事に過ぎないのです。
そこに、法的規制もなければ、ましてや自粛による経済的な保障もなにもありません。
つまり、為政者が単なるお願いである事を、それがあたかも法律であるかのように人々に事実上、強制する社会が行われています。
そもそも今回のウイルス騒動について最初の初動対応から間違っていた事は言うまでもないでしょう。
なぜそもそもウイルスが蔓延したのか
なぜ、日本国が国家として国家間の交通権のコントロール権を持っているにも関わらず、それを最初から使用しなかったのか、おそらくオリンピックやインバウンドと呼ばれる利権の死守のための不作為に他なりません。
為政者達にとってみれば何も行動せず、そして、いずれ問題がうやむやになれば、自分達の責任が問われる事は無い、と考えていたのかも知れません。しかし、実際のところ国民の怒りは確実に日に日に増している事でしょう。
そもそも本当に自粛という行為を全年齢層がする必要があったのかという事について私は甚だ疑問に思います。
本当にウイルスは問題なのか
確かに今回のウィルス騒動について、高齢者の死亡確率はやや高いと言えるでしょう。
しかし、実際のところ基礎疾患を持たない健康な若年層及び青年層については、ほとんど通常の風邪やインフルエンザと同程度の死亡割合ではなかったのでしょうか。
それにも関わらず、社会全体が自粛とは、高齢者がいかに、この社会で無駄に影響力を行使しているか、に他ならないのです。
本来社会を回せるのは実際に働いている若年層や青年層です。彼らの生活をまず第一に考え、その上で老人層についても国家が責任を持って生活を保障するため自宅待機等の自粛を要請するべきだったのではないでしょうか。
一律給付金の裏側
ちなみに一律十万円が支給されますが、ここ給付金について、これは某宗教政党が国民のために給付をするべきだ、などの意見がまかり通っています。が、これについて私はきっぱりとノーを言います。
なぜ、その宗教政党が十万円を配るとの主張したのか?
その宗教政党を支持する宗教団体の内部で高齢化が進行し、その結果として当初、「困窮者」に配るはずだった困窮者に対する300,000円は、その宗教政党の内部では年金生活者が多いため誰も受け取る事ができない、そのため、宗教団体内での不満が高まった結果、宗教団体の構成員に十万円を渡すために、この宗教政党は連立を組む与党の政党に、揺さぶりをかけたのではないでしょうか。
決して国民のため十万円の給付を言い出したのではありません。
ただ、これらの給付金の財源としておそらくは国債などを使うのでしょうけれど、本来国債などを使う前にまずは公務員の賃金をカットするべきではないでしょうか。
事実、先の3·11において当事者の民主党は自らの支持者の団体が公民労働組合にも関わらず、公務員の賃金を10%近く引き下げる事により復興の財源しました。
本来、それらのお粗末な政治な政治に対して庶民は怒るべきであるにも関わらず、自粛自粛とまるで自警団気取りで県外からの来訪者に対して嫌がらせを行う。この国の醜悪な根底の思想をさらけ出したものに他なりません。
ウイルス社会に見る先の大戦の亡霊
先の大戦日における非国民とのフレーズが先の大戦の日本の失敗の象徴として取り上げられる事がありますが、それがリアリティーを持って今の現代の社会に復活したかのような感覚さえ覚えてしまいます。
本来糾弾すべき人物を糾弾せず民衆同士がお互いの相互監視を行い為政者に嬉々としてとして尻尾を振る。
戦後75年間、この国の人々の意識が全く変わっていないおぞましい現実を表しているのかも知れません。
本来問われるべき責任が問われず民衆で責任のなすりつけ合いと交互監視行う。このような状況に為政者は笑いが止まらない事でしょう。
自分達はさも何かをしたようなふりをしていれば国民同士が勝手にお互いで自粛自粛と言いあってくれるのです。
なぜ、自分達が、そのような自粛をせざるをえない状況になったのか、その根底には利権の保守あると考えています。
つまり、オリンピックとインバウンド利権の小銭を死守のために初動対応が後手後手になったのです。
しかし、皮肉なものです。一方では就職氷河期の者達が不安定な暮らしを強いられながら、その一方で年金暮らしの老人達が自粛自粛と言いながらお互いの相互監視を行う。この国の政治没落もしくは、黄昏の状況かも知れません。
途中で為政者達はマスク2枚を配布するなどという詭弁的な政策を行いましたが、一体マスク2枚配るのに何日かかったのでしょうか。また、そのマスクも届いたところで非常にお粗末なものであった事を記憶しています。
この国の大政治体制、そのものが根底から問われるような問題が今回のコロナ騒動ではなかったのでしょうか。
![]() ![]() ![]() |